投資家のための税金対策、今回が最終回です。来年からはe-Taxの予定私も、2020年2月の申告からは、e-Taxにするつもりです。かれこれ15年以上、毎年手書き申告書で確定申告を続けてきました。「私の申告分は、複雑だからe-Taxでは無理」勝手にそう思い込んでいました。でも、最近調べなおしてみると「すべてe-Taxで出来るようになっている」ことに気づきました。事前準備も必要なようなので、今のうちにやっておくつもりでいます。知っている人ほど得をする税金の仕組み日本に限らずでしょうが、税金の仕組みは「知っている人ほど得をする」ようにできています。先日もこんな売買をしています。参考記事:米国債売却 円高活用で税金を3分の1減らす この米国債売却は、「中国が米国債売りを仕掛ける可能性がでてきた」というのが直接の理由です。その直接の理由に「円高なので税金も減らせるので調度良い」という理由も加わり、売却をすることにしたものです。もともと、米ドル円が110円前後であれば、9~10万円くらいの税金を払う予定でした。米ドル円が115円以上などになれば、税金は更に数万円増えます。それが、円高のお蔭で日本円換算の利益が減らせるという環境を活かすことで税金を6万円まで減らせた訳です。米ドル円は、永遠に円高が続く通貨ペアではありません。なので、円高時期に米ドル円に戻しておいて円安時期を待つだけで日本円での評価額も回復します。無論、いつもいつもこういうことが出来る訳ではありません。ただ、米国債に限らずその税金の仕組みを知っておくだけで、「税金の少ない時期」を活用することができるようになります。税金を減らすもっとも確実な方法ここまでいろいろ書いてきましたが、「税金を減らす方法」はいろいろとあります。脱税に近い怪しい方法も含めれば、無限にあります。でも、脱税などで思い罰を受けるのは誰でも嫌です。私も嫌なので、その手の方法は使いません。合法の範囲内で税金を減らす方法で税金を減らせる方法を記事として書いています。ここまで続けてきて感じている、もっとも効果的な方法は一つです。税金について疑問に思ったことを調べていくようにする。つまり、税金の勉強を続けていくということです。税金の世界は、とても深いです。税理士という資格が難関資格であるように、勉強しても勉強しても知らないことが次から次へとでてきます。それでも、自分で勉強していけば「税金を減らせる方法」が一つづつ見つかってきます。私の税金対策は、この形でやってきました。税金について、ネット上で調べたことや、本などで得た知識が積み上がり、有効な税金対策に繋がっています。税理士さんのような専門家にお願いするのも一つの方法です。でも、依頼料もかかるので数百万円規模の税金を毎年払うような段階にならないとメリットは薄いです。地道ではありますが、自分で調べながら、確定申告で使ってみるのが一番です。私が、実際にやっていることはここでまとめていきますので、それを元に皆さんの知識を乗せていって頂ければよいと思います。良い方法があれば、是非教えてくださいね。税金を減らせば手元に残る利益が増えていく。きっちりした税金知識を身に着けていくことで、手元に残るお金も増えていきます。運用で資金を増やし、税金も節約することで、最終的に残る資金も増やしていく。大きな資産を効率的に作っていくためには、3つの技術が必要になります。貯めること増やすこと。守ること。税金対策は「守ること」の中心的存在です。新しい投資分野に取り組む際には、「この分野の税制がどうなっているのか」を把握することは、資産を大きく増やすうえで大切なことです。大きな利益を出せても、税金を半分持っていかれるような状況であれば、手元に残るお金は半分になってしまいます。毎年大きな利益を出せるものではありません。損失になる年だってあります。税金で半分もっていかれたら、それだけで最終的に勝てる見込みが薄くならざるを得ません。「必ず勝つつもりでいる」からこそ、この税金の知識は重要です。これからも、運用で増やした資金をきっちりと守り抜き、未来の大きな資産つくりに繋げていきましょう。 参照元:お気楽FX 相場生活入門編