焦点:マイナス長期金利が常態化、期初売り一巡 意識される日銀の買い News

焦点:マイナス長期金利が常態化、期初売り一巡 意識される日銀の買い

[東京 6日 ロイター] - 10年最長期国債利回り(長期金利)<JP10YTN=JBTC>のマイナス推移が常態化してきた。例年盛り上がる期初の売りが早くも一巡し、需給のタイト化が目立つ。背景には世界的リスク再燃などが指摘されているが、高価格でも日銀が買うとの「暗黙の了解」が広がっていることも強く作用している。国債の最後の買い手・日銀の存在が、イールドカーブの押し下げに貢献している。

アングル:英国民投票、大手銀は選挙期間に意見表明手控えか News

アングル:英国民投票、大手銀は選挙期間に意見表明手控えか

[ロンドン 5日 ロイター] - 英国では、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が実施される6月23日まで残り10週間となる今月15日に正式な選挙期間に入り、企業に対して政治的な発言に一定のルールが課せられる。これに伴って、大手銀行はルール違反を恐れて国民投票については賛否を含めて意見表明を控えるだろう。

逆回転のアベノミクス相場、政策誤れば海外勢売り加速も News

逆回転のアベノミクス相場、政策誤れば海外勢売り加速も

[東京 6日 ロイター] - アベノミクス相場が逆回転を起こしている。日本の政策や企業業績への期待感が低下するなか、海外の長期投資家がポートフォリオのウエートを変更。円高進行と相まって日本株はピークから約25%下落した。海外勢の日本株の比率はオーバーからニュートラルに近づいてきたとみられているが、政策の舵とりを誤れば、アンダーに向かう可能性もあると警戒されている。

コラム:FRB、ストレステストの新評価基準はもろ刃の剣 News

コラム:FRB、ストレステストの新評価基準はもろ刃の剣

[ワシントン 5日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国の金融機関は今年、米連邦準備理事会(FRB)によるストレステスト(健全性審査)を切り抜ける新たな手法を見出した。ストレスを受けた資産に対するリターンを計算する過程で、FRBがどの資産保有に最も大きなハンデを与えるかが分かる。だからその資産を売っておくという対処法であり、これは大いに理にかなった行為だ。しかしもろ刃の剣になる恐れも秘めている。

日経平均は7日続落、アベノミクス相場の連続安日数最長に News

日経平均は7日続落、アベノミクス相場の連続安日数最長に

[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は7日続落。いわゆる「アベノミクス相場」開始以降、連続安日数の記録としては最長となった。ドル/円が一時109円台と、2014年10月下旬以来の水準まで円高が進行し、企業業績に対する懸念がさらに強まった。下落局面では買い戻しが入ったが、プラスに転じた場面では戻り売りに押される格好となった。