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焦点:日銀が期待するマイナス金利効果、6月の相場展開が分岐点に

[東京 28日 ロイター] - 日銀は28日の金融政策決定会合で、物価上昇率2%の到達時期を先送りする一方、追加緩和を見送った。直後の市場は株安・円高で反応したが、日銀の思惑通りに展開すれば、マイナス金利政策の効果が実体経済に表れ、株高・円安の地合いに戻ることが予想される。
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焦点:日本敗れ潜水艦「ごうりゅう」幻に、仏勝利の裏側

[東京/パリ/シドニー 28日 ロイター] - 初の大型武器輸出として日本が目指したオーストラリア向け潜水艦「ごうりゅう」の受注は、幻に終わった。首脳同士の絆のもとで日本は勝利を疑わず、途中で変わったゲームの流れについていけなかった。勝利したフランスは自分たちが劣勢にあることを認識し、現地の事情に通じた人材を獲得、弱点を地道に克服して勝負をひっくり返した。
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コラム:追加利上げなき米金融引き締め=鈴木敏之氏

[東京 28日] - 米連邦準備理事会(FRB)は26―27日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25―0.50%に据え置くことを決定し、追加利上げを見送った。今回の会合は記者会見と経済見通しの公表がなく、声明発表のみである。
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日銀追加緩和見送りが妥当な理由とは? ドル/円は107円台半ばを下抜けるかがカギ

■ブルームバーグの報道をきっかけに、怒涛の買い戻し! 前回のコラムでは、「米ドル/円の買い戻しの動きは、あくまでもポジション調整によるものであって、市場のトレンドが変わってきているとまでは考えていない。週明けの突っ込み売りに対するショートカバーが強まっているだけ」との見通しをお伝えしたと思います。
【参考記事】
●原油価格反転による安定感は一時的。米ドル/円は戻りのメドを慎重に見極めたい(4月21日、今井雅人)
 しかし、4月22日(金)の東京市場で「日銀による貸出金利にマイナス金利を適用する」とのブルームバーグの報道が出たことをきっかけに怒涛の買い戻しが起こってしまいました。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■ポジション調整を必要とする時期と重なって、買戻し加速 英訳では「BOJ Official Said」と報じられたものの、実際には「複数の関係者」からの話に過ぎなかったのですが、FOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合を控えて、週末の、いかにもポジション調整を必要としていた時期と重なったことから、想定外の買い戻しにつながっていったようです。
 市場は、「ことの真相をどうこうするよりも、とにかく買い戻さなければならないほどショートカバーが強かった」ことを確認すると、NY市場では、3月17日(木)の安値110.669円を上抜け、さらなるストップロスを巻き込む形で上げ足を速め、一気に111.816円まで買い上げられました。
 さらに4月25日(月)早朝には、一時111.915円まで値を上げています。
■日銀の追加緩和見送りが妥当であると考える理由 そして、迎えた本日4月28日(木)。
 日銀は、追加緩和を見送り、政策の維持を決定しました。私は、この日銀の追加緩和見送りは、当然だと考えています。
 市場では、ETF(上場投資信託)買い取り枠の倍増やら、当座預金金利のマイナス金利幅拡大など、追加緩和観測が盛り上がりを見せていましたが、そのこと自体が異常だったと思っています。
 その理由としては、まず、黒田日銀総裁が国会で、「マイナス金利の実体経済への効果はこれから現れる」と答弁しているのに、その効果を確認しないで、追加緩和をするのは整合性がとれないということが挙げられます。
■原油価格も上昇している また、物価が思ったように上昇しないのは原油安のせいで、いわゆる日銀版コアコアCPI(※)などでは、「物価は上昇基調にある」とも総裁は答弁しています。
(※編集部注:「日銀版コアコアCPI」とは消費者物価指数の1つで、生鮮食品・エネルギーを除いた総合指数のこと)
 そんな中、このところ、原油先物価格は、年初来高値をつけて上昇しています。
WTI原油先物 日足(出所:CQG)
 こういう状況で追加緩和するのは、やはり整合性が取れないでしょう。
 さらに、2016年1月の金融政策決定会合でのマイナス金利導入は、市場が混乱していることに対する措置であったと説明していますが、今回はそのような金融市場の混乱が起きていません。
 むしろ、かなり落ち着きを取り戻していると言えます。
 本日の日銀金融政策決定会合の…
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アサヒ増収増益・キリン減収減益で1―3月期明暗、見通し据え置き

[東京 28日 ロイター] - アサヒグループホールディングスとキリンホールディングスの大手ビール2社が28日発表した2016年1―3月期業績は、アサヒが増収増益となったのに対し、キリンは減収減益と明暗を分けた。ただ、ビール会社にとって1―3月期は比重も低く、両社ともに通期見通しは据え置いている。
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コラム:日米金融政策維持で円高加速は本当か=村田雅志氏

[東京 28日] - 日本時間4月28日に開催された日米の金融政策決定会合では、ともに金融政策の現状維持が決定。日銀が追加緩和に動くと一部メディアが報じると、ドル円は会合前に2円以上も上昇したが、日銀が金融政策の現状維持を発表すると一気に年初来安値付近に急落した。「Sell in May(5月に売れ)」という相場格言もあって、ドル円のさらなる下落を心配する声も強まっているだろう。