ゼータチェーン、L1終了とZETAのソラナ移行方針が可決

ZetaChainのL1終了とZETAのSolana移行が可決

ゼータチェーン(ZetaChain)の独自ネットワーク終了とネイティブトークン「ZETA」のソラナ(Solana)への移行方針が、9月20日に終了したガバナンス投票で99.4%の賛成を得て可決された。

ゼータチェーンは、異なるブロックチェーン同士を接続することを目的に開発されたレイヤー1(L1)ブロックチェーンだ。ビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)など、複数のチェーン上の資産を単一のアプリから扱える仕組みを特徴としてきた。開発者がチェーンごとに個別の対応を行う負担を抑え、複数のチェーンをまたぐアプリを構築できるよう設計されている。

今回可決されたのはガバナンス提案第68号だ。ゼータチェーンの公式ガバナンスサイト「ゼータハブ(ZetaHub)」によると、投票参加率は58%となり、投票成立に必要な40%を上回ったとのこと。

今回のガバナンス提案は、移行の方向性と準備を承認するものだ。ネットワークの停止やZETAの交換をすぐに実行するものではなく、具体的な移行方法や日程は、第2のガバナンス提案で改めて承認を得る必要がある。

移行では、ゼータチェーン上のZETAを、ソラナ上のネイティブSPLトークンへ原則1対1で交換する計画だ。ティッカーシンボルと総供給量は維持される。既存のベスティング(段階的な権利確定・解除)の日程も変更されない。なお今回の提案は、イーサリアムとBNBスマートチェーン(BNB Smart Chain)上のZETAを対象としていない。

第2のガバナンス提案では、保有残高を記録するスナップショットのブロック高、ネットワークの停止時点、接続先チェーンの資産の出金期間、ソラナ上でのZETAの受け取り方法などを定める予定だ。

ソラナ移行の背景には、ゼータチェーンのチームが開発するプライバシー重視のAIアプリ「アヌマ(Anuma)」と、その基盤技術へ開発を集中する方針がある。

同チームは1月27日、複数のAIモデルやブロックチェーンを横断してアプリやエージェントを構築できる基盤「ゼータチェーン2.0(ZetaChain 2.0)」を発表していた。あわせて、同基盤初のコンシューマー向けAIアプリであるアヌマのベータ版の開始と、先行利用の申込受付を発表した。

アヌマは現在、単一のインターフェースから複数のAIモデルを利用でき、モデルを切り替えても利用者が管理する暗号化された記憶や文脈を引き継げる仕組みを備える。

ゼータチェーンのチームは6月1日、AI分野に開発を集中するため、クロスチェーン機能を段階的に終了する方針を発表していた。対象にはビットコインやソラナ、BNBスマートチェーンなどへの対応が含まれ、利用者が資産を移動できるよう、一定期間は出金を受け付けるとしていた。

なおゼータチェーンはこれまで、コスモスSDK(Cosmos SDK)を基盤とする独自L1を運用してきた。ゼータチェーンのチームによると、プライベートAIの開発に注力する中で、独自L1を運用する必要性は低下したという。同チームは今後、ソラナ上で他のAIアプリやエージェントにも、アヌマを支える基盤技術を利用してもらう方針だ。

参考:提案第68号ゼータチェーン
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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