仮想通貨取引が5日で約2倍。「冬明け」の兆し?個人投資家は戻ってきたのか 

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※本記事は、2026年8月26日時点で確認できたThe Block、CoinDeskなどの公開情報をもとに作成しています。

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仮想通貨取引所のスポット取引高が、年間最低水準からわずか5日間で約2倍に回復しました。

The Blockが2026年8月24日に報じたデータによると、中央集権型取引所(CEX)のスポット取引高は、7日移動平均ベースで約370億ドルまで増加しています。

BTCやETHの価格も大きく上昇し、韓国最大の暗号資産取引所Upbitでは24時間取引高が273%増となりました。

さらに米国では、現物BTC ETFへの資金流入も続いています。

ここまで市場の数字が動くと、「仮想通貨の冬が終わり始めたのでは?」「個人投資家も戻ってきた?」と感じる人もいるかもしれません。

 

ただし、取引高を詳しく見ると、まだ「冬明け」と断定できる状況ではありません。

CEXの取引高は短期間で急回復したものの、過去12カ月のピークと比べるとまだ3分の1程度です。

また現在は、BTCなどをETF経由で取引する資金や、分散型取引所(DEX)へ向かう取引も存在するため、以前と同じように市場参加者の売買がCEXへ集中しているわけではありません。

この記事では、なぜ仮想通貨取引所の取引高が5日間で約2倍に増えたのか、本当に個人投資家が戻ってきたのか、そして「冬明け」を判断するには何を見ればよいのかを解説します。

 

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仮想通貨取引所の取引高が5日間で約2倍に

仮想通貨市場で、売買の活発さを示す取引高が急速に回復しています。

The Blockによると、中央集権型取引所のスポット取引高は年間最低水準から5日間で約2倍となり、7日移動平均ベースで約370億ドルまで増加しました。

 

項目 取引高
CEXスポット取引高 約370億ドル(7日移動平均)
過去12カ月のピーク 約1,050億ドル
8月累計(報道時点) 約4,900億ドル
7月合計 約6,700億ドル

 

なお、8月の約4,900億ドルは8月24日の報道時点までの途中経過です。

7月の約6,700億ドルは1カ月分の数字であるため、単純に「8月は7月より取引が少ない」と比較することはできません。

一方、5日間で約2倍という急回復だけを見て、過去の強気相場と同じ規模まで市場参加者が戻ったと判断するのも早いでしょう。

過去12カ月のピーク約1,050億ドルと比べると、現在はまだ大きな差があります。

今回の数字から読み取れるのは、「CEXでの仮想通貨取引が年間最低水準から明確に活発化した」というところまでです。

BTC・ETH急騰で売買が一気に増えた

取引高が増えた背景として、仮想通貨価格の急上昇があります。

The Blockの8月24日の報道によると、直近1週間でBTCは23%超、ETHは30%超上昇しました。

BTCとETHを除いた暗号資産市場の時価総額も、同じ期間に約13%増加しています。

その後、BTCは8月25日に一時8万1,000ドル付近まで上昇しました。

 

価格が大きく動くと、新たに購入する投資家だけでなく、利益確定をする投資家や短期売買を行うトレーダーなどの取引も増えやすくなります。

反対に、価格変動が小さい状態が長く続けば、短期売買をする投資家の関心が薄れ、取引高も低下しやすくなります。

今回の取引高急増は、仮想通貨価格が再び大きく動き始めたことで、市場での売買が活発化したことを示す一つの材料です。

個人投資家は戻った?韓国Upbitでは取引高273%増

では、本当に個人投資家も仮想通貨市場へ戻ってきているのでしょうか。

そのヒントの一つになるのが韓国市場です。

韓国最大の暗号資産取引所Upbitでは8月21日、24時間取引高が273%増加しました。

取引額は約18億4,000万ドルとなり、3月中旬以来の高水準です。

同じ韓国のBithumbでも24時間取引高が132.9%増の約9億3,490万ドルまで増加しました。

 

韓国では個人投資家による暗号資産取引が活発で、今回の取引増加についても個人マネーの動きが注目されています。

Presto ResearchのMin Jung氏はThe Blockに対し、韓国の資金が徐々に暗号資産へ戻り始めているとの見方を示しました。

同氏は韓国の個人投資家について、特定の資産にこだわるというより、より高いリターンが期待できる市場を追いやすい傾向があるとも指摘しています。

 

ただし、同氏は「まだ2日間の動きにすぎないため、資金のローテーションと呼ぶには早い」とも話しています。

Upbitの取引高には個人投資家だけでなく、大口投資家や短期トレーダーなどの売買も含まれます。

また、韓国市場の動きがそのまま日本や米国にも当てはまるとは限りません。

Upbitの急増は個人マネーが戻り始めている可能性を考える材料ではありますが、「個人投資家が完全に戻った」と断定できる数字ではありません。

一方でBTC ETFには6営業日で25億ドル超が流入

今回の相場回復で注目したいのは、仮想通貨取引所だけではありません。

米国の現物BTC ETFにも資金が入っています。

CoinDeskがSoSoValueのデータをもとに報じたところによると、米国の現物BTC ETFには8月24日に約3億3,756万ドルの純流入がありました。

これで6営業日連続の純流入となり、この期間の合計額は25億ドルを超えています。

 

同日にはEtherのファンドにも約1億1,557万ドル、SOL関連商品には約3,349万ドル、XRP関連商品には約1,382万ドルの資金流入が確認されました。

これは、BTCなどの暗号資産そのものをCEXで購入する方法とは別の資金流入です。

投資家はETFなどの上場商品を利用することで、証券市場を通じて暗号資産価格への投資機会を得られます。

現在の市場では、「暗号資産取引所で売買する資金」だけでなく、「証券市場の上場商品を通じて入る資金」にも回復の動きが見られます。

取引所の出来高がピークの3分の1でも単純比較できない理由

現在のCEXスポット取引高は約370億ドルで、過去12カ月のピーク約1,050億ドルと比較すれば大幅に低い水準です。

これだけを見ると「まだ仮想通貨市場には人が戻っていないのでは?」と思うかもしれません。

しかし、現在の市場ではCEXだけを見て過去の相場と単純比較しにくくなっています。

 

The Blockは、今回のCEXスポット取引高について、現在は現物ETFと取引需要を分け合うようになった点を指摘しています。

以前はBTCなどを取引したい投資家の需要が、現在よりCEXへ集まりやすい環境でした。

一方、現在は米国の現物BTC ETFなどが存在するため、一部の投資家は証券市場を通じてBTC価格へ投資できます。

さらにThe Blockは、HyperliquidやLighterなど分散型取引サービスの利用拡大も、CEXから出来高を分散させる要因になり得ると指摘しています。

現在の仮想通貨市場では、「CEXの出来高がどれだけ増えたか」だけでは、市場全体の活気を測りにくくなっています。

ETF、CEX、DEXなど、取引に使われる市場や商品が以前より多様化しているためです。

では「仮想通貨の冬明け」と言っていい?

ここで問題になるのが、「仮想通貨の冬は終わったのか」という点です。

そもそも「仮想通貨の冬(Crypto Winter)」には、公的な判定基準があるわけではありません。

BTCが何ドルを超えれば冬明け、取引高が何億ドルを超えれば冬明け、といった決まりもありません。

一般的には価格の長期的な低迷や取引の減少、市場参加者の関心低下などを表現する際に使われます。

 

今回の上昇についても、市場関係者の見方は一致していません。

STS DigitalのMaxime Seiler CEOは8月21日、暗号資産について価格面ではまだ「冬」だが、機関投資家による技術採用という面では「夏」だとの見方を示しました。

一方、BTCが8万ドルを突破した8月25日にも、市場関係者からは本格的な強気相場と判断するにはまだ早いとの慎重な意見が出ています。

Presto ResearchのMin Jung氏は、8万ドル突破とETFへの資金流入を前向きに評価しながらも、本格的な強気相場と呼ぶには早いとの見方を示しています。

したがって現時点では、「仮想通貨の冬が明けた」と断定するより、「冬明けを意識させる材料が増えてきた」と捉える方が適切です。

「冬明け」を判断するなら何を見ればいい?

今後まず確認したいのは、取引高の回復が継続するかどうかです。

5日間で約2倍という増加は大きいものの、一時的な価格急騰によって短期売買が増えただけであれば、相場が落ち着いた後に取引高が再び減少する可能性があります。

数日だけではなく、数週間単位で売買の活発な状態が続くかがポイントです。

 

また、BTCだけに資金が集中するのではなく、ETHやSOLなど他の暗号資産にも取引が広がるかも確認したいところです。

ETFへの資金流入が続くか、Upbitなど個人投資家の利用が活発な市場で取引高が維持されるかも判断材料になります。

価格面では、急騰した後に大きく崩れず、高い水準を維持できるかも重要です。

「価格」「取引高」「資金流入」の回復が一時的ではなく継続すれば、「冬明け」を裏付ける材料はさらに増えていくでしょう。

【独自視点】「個人が戻ったか」だけでなく取引場所の変化に注目

今回のニュースをCoinChoice独自の視点で見ると、「個人投資家が戻ってきたのか」だけでなく、「投資家がどこで暗号資産へ投資・取引しているのか」が変化している点に注目したいところです。

過去の仮想通貨相場では、市場参加者が増えればBinanceやCoinbaseなど中央集権型取引所の出来高にも比較的反映されやすい状況でした。

しかし現在は、投資家が暗号資産へアクセスする方法そのものが増えています。

BTCなどには現物ETFが登場し、投資家は証券市場を経由して価格変動への投資機会を得られます。

一方、暗号資産市場ではDEXなどオンチェーンの取引環境も発達しています。

その結果、市場へ資金が戻ってきても、そのすべてがCEXの出来高に表れるとは限りません。

 

これは今回の「約370億ドル」という数字を見るうえでも重要です。

過去12カ月のピーク約1,050億ドルと比べれば3分の1程度ですが、「取引高が3分の1だから市場参加者も3分の1」とは判断できません。

ETFなど、CEXとは別の経路を利用している投資家もいるためです。

今後「仮想通貨の冬明け」を判断するときは、CEXの出来高だけでなく、ETF、CEX、DEXなど複数の市場で資金や取引が継続的に広がっているかを見る必要がありそうです。

相場が動き始めたときほど焦った取引に注意

取引高が急増し、BTCなどの価格が上昇すると、新たに暗号資産を購入したいと考える人も増える可能性があります。

一方、短期間で価格が大きく上昇した後には、利益確定などによって価格が調整することもあります。

実際、BTCは8月25日に一時8万1,000ドル台まで上昇した後、8万ドルを下回る場面もありました。

 

「冬明けかもしれない」「周囲が買い始めた」という理由だけで購入を急ぐのではなく、価格変動の大きさや自分が許容できる損失額を確認することが重要です。

また、同じBTCを購入する場合でも、国内取引所によって売買方法、手数料やスプレッド、最低注文金額、積立サービス、暗号資産の入出庫条件などが異なります。

 

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SBI VCトレード

SBI VCトレードを検討する場合は、BTCやETHなどの売買方法、最低注文金額、積立サービス、暗号資産の入出庫条件などを公式サイトで確認しましょう。

 

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Coincheck

Coincheckを検討する場合は、取扱銘柄、売買方法、最低注文金額、積立サービス、暗号資産の送金条件などを確認してください。

操作のしやすさだけでなく、販売所と取引所の違いも確認しておきましょう。

 

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bitbank

bitbankを検討する場合は、取扱銘柄、注文方法、売買手数料、暗号資産の入出庫条件などを確認しましょう。

頻繁に売買するのか、長期間保有するのかによっても重視するポイントは変わります。

 

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OKJ

OKJを検討する場合は、取扱銘柄、注文方法、最低注文金額、暗号資産の入出庫条件などを公式サイトで確認してください。

取扱銘柄数だけでなく、自分が暗号資産をどのように売買・管理したいかを基準に比較することが大切です。

 

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bitFlyer

bitFlyerを検討する場合は、BTCなどの売買方法、積立サービス、暗号資産の送付条件などを確認しましょう。

一度に購入する方法だけでなく、一定額を定期的に購入する積立なども含めて検討する方法があります。

 

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※国内の暗号資産取引所を利用しても、価格変動、元本割れ、流動性低下、システム障害、不正アクセス、入出庫停止などのリスクがなくなるわけではありません。

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国内取引所は、売買方法、取扱銘柄、手数料、最低注文金額、積立や運用サービスなどが異なります。

どの取引所が自分に合うか迷っている場合は、暗号資産をどのように購入・保有したいのかを整理したうえで比較してみましょう。

 

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まとめ:取引高2倍は「冬明け」の兆し?

中央集権型の仮想通貨取引所では、スポット取引高が年間最低水準から5日間で約2倍となり、7日移動平均ベースで約370億ドルまで回復しました。

韓国Upbitでも24時間取引高が273%増となり、個人投資家の資金が暗号資産へ戻り始めている可能性を考える材料が出ています。

米国では現物BTC ETFへの資金流入も続き、8月24日まで6営業日連続、合計25億ドル超の純流入となりました。

 

一方、現在のCEX取引高は過去12カ月のピーク約1,050億ドルには大きく届いていません。

また、ETFやDEXなどCEX以外の取引・投資ルートが増えた現在では、取引所の出来高だけから市場参加者の数や「冬明け」を判断することも難しくなっています。

今回の数字は「仮想通貨の冬明け」を意識させる材料ではありますが、冬明けを確定させるものではありません。

今後はBTC価格だけでなく、取引高の回復が続くか、ETFへの資金流入が維持されるか、アルトコインや各国の個人投資家まで取引が広がるかが重要です。

「BTCが何ドルになったか」だけではなく、「誰が、どこで、どのくらい継続して取引しているのか」が、本格的な市場回復を考えるポイントになりそうです。

 

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出典・参考

 

※本記事は、特定の暗号資産や金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。

※暗号資産には価格変動、元本割れ、流動性低下、システム障害、詐欺、不正アクセスなどのリスクがあります。

投資を行う場合は、各サービスの公式情報や市場状況を確認し、自身の判断で行ってください。

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参照元:CoinChoice(コインチョイス)

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