
MoonPayがAI会計エージェント企業買収
暗号資産(仮想通貨)決済インフラ企業ムーンペイ(MoonPay)が、AI活用の財務・会計オペレーション自動化プラットフォームを開発するエンテンドレ(Entendre)を買収したと6月22日に発表した。なお買収額などの条件は明らかにされていない。
エンテンドレは、ステーブルコイン決済やデジタル資産を扱う企業向けに、照合、財務管理、記帳、決算業務などの財務オペレーションを自動化するAI会計エージェント企業だ。
ムーンペイは今回の買収により、同社のステーブルコイン決済インフラを、取引後の会計・財務処理領域へ拡張する。また今回の買収に伴い、エンテンドレのプラットフォームとチームは即時にムーンペイへ加わり、既存顧客へのサービス中断はないという。またエンテンドレ創業者のカリーム・ハッターブ(Kareem Khattab)氏は、ムーンペイの応用AI担当バイスプレジデント(VP of Applied AI)に就任する。
これによりムーンペイは、決済、ウォレット、オンチェーンでの取引執行、機関向け鍵管理に加え、財務運用を自動化するAIエージェント領域にも事業基盤を拡大できるとのこと。
エンテンドレの顧客には、ポリゴンラボ(Polygon Labs)、サードウェブ(Thirdweb)、ブレイル(Brale)、バビロンラボ(Babylon Labs)、オスティアム(Ostium)、コートヤード(Courtyard)、ダブルゼロ(DoubleZero)などが含まれる。同プラットフォームの利用企業は平均で30超の金融口座を管理し、月間2万5,000件の取引を処理し、3つ以上の法人にまたがって事業を運営しているという。
また同プラットフォームを利用する財務チームは、仕訳入力の93%を自動化し、手作業を半分以上削減し、決算業務を3倍速く締められるという。さらに、同プラットフォームの顧客は過去1年で合計10億ドル(約1,616億円)超のベンチャー資金を調達したとのこと。
なお同プラットフォームは、ネットスイート(NetSuite)、クイックブックス(QuickBooks)、ゼロ(Xero)、デュアルエントリー(DualEntry)、キャンプファイア(Campfire)などの会計システムや、ランプ(Ramp)、ストライプ(Stripe)、レイン(Rain)、ミーオウ(Meow)、スラッシュ(Slash)、スラック(Slack)、ジーメール(Gmail)などの各種業務ツールと連携している。またMCPサーバーにも対応し、企業が独自ツールやデータソースに会計エージェントを拡張できるという。
ムーンペイは4月29日、鍵管理インフラ企業のソドット(Sodot)の買収と、金融機関・資産運用会社向け事業「ムーンペイ・インスティトゥーショナル(MoonPay Institutional)」の立ち上げを発表している。また5月に同社は、ソラナ(Solana)向け取引インフラ企業ディーフロー(DFlow)を買収したほか、クロスチェーンルーティング企業ディセント(Decent.xyz)の買収を踏まえ、同社技術を基盤とするクロスチェーン取引執行基盤「ムーンペイ・トレード(MoonPay Trade)」の提供開始も発表した。
— MoonPay (@moonpay) June 22, 2026
参考:ムーンペイ
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済

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