
CFTCがタスクフォース始動
米商品先物取引委員会(CFTC)のマイケル・S・セリグ(Michael Selig)委員長が、「イノベーション・タスクフォース(Innovation Task Force)」の設立を3月24日に発表した。
同タスクフォースは、米国のデリバティブ市場において革新的な製品や技術を開発するイノベーターに向けた、明確な規制上のルール整備の推進を目的としている。
同タスクフォースが規制枠組みの構築に注力する分野は、暗号資産(仮想通貨)およびブロックチェーン技術、人工知能(AI)および自律型システム、予測市場およびイベント契約の3つだ。
「イノベーション諮問委員会(Innovation Advisory Committee)」とも連携しながら、CFTCと協力して取り組みを進めるとのことだ。
セリグ委員長は「金融の新たなフロンティアを切り拓くイノベーターに向けた明確な規制枠組みを整備することで、国内での責任あるイノベーションを促進し、米国の市場参加者が蚊帳の外に置かれることのないようにしたい」とコメントしている。
同タスクフォースはCFTCのイノベーション推進アジェンダの実行を担うとともに、米証券取引委員会(SEC)やそのクリプトタスクフォース(Crypto Task Force)を含む連邦機関・省庁とも連携していく方針だ。
なお同タスクフォースのリードは、委員長上級顧問のマイケル・J・パッサラクア(Michael J. Passalacqua)氏が務めるとのことだ。
同タスクフォース設立と時を同じくして、民間側も予測市場をめぐる動きを見せている。
予測市場プラットフォームのポリマーケット(Polymarket)は3月19日、MLBの公式予測市場取引所パートナーに就任。MLBの公式リーグデータへのアクセスや、MLBのマーク・ロゴの使用が可能になるほか、1球ごとの投球内容や審判のパフォーマンスなど競技の公正性を損なう恐れのある契約項目については両社が連携して制限していく方針だ。またMLBは今回の発表にあわせ、CFTCと競技の公正性に関する覚書(MoU)を締結。CFTCとプロスポーツリーグ間での締結は初の事例となる。
CFTCのイノベーション・タスクフォースが「予測市場およびイベントコントラクト」を重点分野に掲げるなか、官民が連動するかたちで米国における予測市場の制度整備が急速に進みつつある。
参考:発表
画像:Reuters
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参照元:ニュース – あたらしい経済


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