ムーンペイ、AIエージェント向けノンカストディアル型ソフトウェア基盤ローンチ

MoonPay Agentsローンチ

暗号資産(仮想通貨)決済プロバイダーのムーンペイ(MoonPay)が、AIエージェント向けノンカストディアル型ソフトウェア基盤「ムーンペイエージェンツ(MoonPay Agents)」のローンチを2月24日に発表した。

ムーンペイエージェンツは、資金の投入から取引の実行、法定通貨への出金まで対応する金融レイヤーとして提供されるとのこと。ムーンペイエージェンツが本人確認(KYC)を必要とする場合、ユーザーがKYCを完了すればエージェントがユーザーに代わって取引を実行できるという。

ムーンペイエージェンツには、法定通貨と暗号資産のオン/オフランプ、ウォレット管理、トークン検索、リスク分析、取引、ポートフォリオの追跡機能が含まれているとのこと。主な機能として、バーチャルアカウント、オン/オフランプ、定期購入、決済プロトコル「x402」対応、スワップ・取引が挙げられている。

バーチャルアカウント機能では、米ドル、ユーロ、英ポンド建ての口座への銀行送金受け取りや、アップルペイ(Apple Pay)、ベンモ(Venmo)、ペイパル(PayPal)経由での資金受け取りに対応するとのこと。

オン/オフランプ機能ではターミナル(コマンドライン)から直接法定通貨と暗号資産の変換が、定期購入機能ではエージェントが常に必要な資金を確保できるよう自動購入のスケジューリングが可能だという。

また、x402対応により人間の操作を介さないマシン間決済を実現し、スワップ・取引機能ではクロスチェーンスワップ、取引戦略の実行、マーケット自動化をリアルタイムで行えるとのこと。

なおムーンペイエージェンツは、開発者向けコマンドラインインターフェース「ムーンペイCLI(MoonPay CLI)」を通じて自律的に取引を実行するという。

ムーンペイCLIをインストールすることで、開発者や利用者はユーザーのデバイスにノンカストディアルウォレットを生成・保存し、暗号資産や取引所、法定通貨の入金を通じて資金を調達できるとのこと。その後は、AIエージェントが暗号資産のワークフローをプログラム的に最適化するという。

ムーンペイエージェンツは単一のエージェントにとどまらず、最終的には数千規模から、将来的に数百万規模へのスケールを想定して設計されているとのこと。さらにムーンペイエージェンツは、ムーンペイが約500社規模に提供しているインフラスタック上で動作するという。

またムーンペイは、ムーンペイエージェンツをAIワークフローに組み込めるようにし、ムーンペイCLIに加えてAPIやインフラレイヤーを通じて、開発者が自らのAIエージェントやアプリケーションへ統合できると説明している。これによりムーンペイエージェンツは、取引、ゲーム、コマース、トレジャリーなどの用途に利用可能とのことだ。

ちなみに、2月21日には分散型取引所(DEX)「ユニスワップ(Uniswap)」の主要なプロトコル操作を、AIエージェントが構造化された形で実行できる開発者向けツール群「スキルズ(Skills)」が公開された。

また、同月11日には米暗号資産取引所コインベース(Coinbase)が、資産を自律的に管理・取引できるAIエージェント向けウォレット基盤「エージェンティックウォレット(Agentic Wallets)」を公開した。

さらに同日、米オンライン決済大手ストライプ(Stripe)が、x402を用いたマシンペイメンツ(Machine payments、Private preview)を公開し、既存のStripe決済基盤(PaymentIntentsを含む)と組み合わせた機械間決済フローを提示している。

参考:ムーンペイ
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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