X Money社内テスト進展 仮想通貨対応はあるか
結論
Xは本当に“決済アプリ”へ進化するのでしょうか。
そして仮想通貨はその中核に組み込まれるのでしょうか。
2026年2月、Elon Musk氏はX Moneyの社内クローズドベータテストがすでに始まっていると明らかにしました。
今後1〜2カ月以内に限定ユーザー向けのベータ版を公開し、年内には全世界のXユーザーへ段階的に展開する構想です。
最大の関心は、X Moneyが仮想通貨に対応するかどうかです。
マスク氏がドージコインを支持してきた経緯や、ソラナと関係のある人物がプロダクト責任者に就任している点から、暗号資産統合への期待が広がっています。
ただし、現時点でXは正式な仮想通貨対応を発表していません。
仮想通貨関連のニュースが相場を動かす場面では、あらかじめ自分に合った取引環境を整えておくことも一つの選択肢です。
3つの重要ポイント
1.X Moneyは実装段階に入ったが、仮想通貨対応は未確定
社内テストはすでに開始され、限定ベータも数カ月以内に実施される見通しです。ただし、仮想通貨統合についての公式発表はなく、現時点では法定通貨中心での展開が有力とみられます。
2.仮想通貨対応には規制と段階的実装がカギ
米国では州ごとの送金ライセンスに加え、SECやCFTCなどの規制対応が必要になります。仮に統合される場合でも、ステーブルコインなどから段階的に導入される可能性が高いと考えられます。
3.思惑先行の投機には注意が必要
ドージコインやXRPなど関連銘柄への期待はありますが、公式発表がない段階での取引はリスクを伴います。今後1〜2カ月の正式発表が、X Moneyの方向性を見極める重要なポイントになります。
社内テストの現状
2026年2月の社内向け全社会議(All Hands)で、マスク氏はX Moneyの進捗に言及しました。
すでにX社員による社内テストが始まっており、デジタルウォレット機能やユーザー間送金(P2P)の動作確認が進んでいるとされています。
Xは2025年までに米国で40州超(報道では41州)の送金業務ライセンスを取得したとされています。
これは法定通貨の送金を前提としたもので、米国内での展開基盤は整いつつあります。
また、2025年1月にVisaとの提携を発表しており、既存の決済ネットワークを活用する形でのサービス開始が見込まれています。
当初は2025年後半のローンチを目指していましたが、規制対応や体制整備の影響でスケジュールは後ろ倒しになりました。
今回の発表は、構想段階から実装段階へ移行したことを示しています。
マスク氏の説明では、Xは月間約6億人規模のユーザーを抱えています。
決済機能が実装されれば、世界有数の利用規模を持つ金融プラットフォームへ発展する可能性があります。
マスク氏は将来的に10億ユーザーの獲得を掲げ、「すべてのアプリ」構想の中核に位置づけています。
限定ベータローンチは4月前後か
社内テストの次の段階は、外部ユーザーを対象とした限定ベータです。
発言内容から逆算すると、2026年3月から4月にかけてベータ版が公開される可能性があります。
初期段階では参加ユーザーは限定され、招待制あるいは応募制になる見込みです。
まずはユーザー間送金と基本的なウォレット機能から始まり、請求書支払いや銀行口座連携、クリエイター支援機能などが順次追加されていくと考えられます。
2025年初頭まで技術責任者を募集していた経緯を踏まえると、ここ数カ月で開発体制は相当整ってきたとみられます。
仮想通貨対応の期待と現実
最大の焦点はX Moneyの仮想通貨対応です。
マスク氏は過去にドージコインをマイクロペイメント用途に活用する構想を示しています。
テスラは現在もドージコインによるグッズ購入を受け付けており、決算ベースでは約10億ドル規模のビットコインを保有していると報じられています(時点により変動します)。
ソラナとの接点もあります。
ソラナのアドバイザーであるニキータ・ビアー氏がXのプロダクト責任者に就任しているほか、X Moneyの人材募集に対してソラナ側が協力姿勢を示した経緯もあります。
さらに、XのパートナーであるCross River Bankは過去にRipple技術を国際送金に活用してきた実績があり、XRPの可能性を指摘する声もあります。
ただし、現時点で公式な統合発表はありません。
初期段階ではVisaネットワークを軸に法定通貨決済が中心になる公算が大きいと考えられます。
仮想通貨統合があるとしても、まずは価格変動リスクの低いステーブルコインから始まる可能性が現実的でしょう。
規制対応が最大のハードル
仮想通貨を組み込むには、単なる送金ライセンス以上の規制対応が必要になります。
米国では州ごとにマネーロンダリング対策や顧客資産保護の基準が異なります。
さらに仮想通貨が証券に該当する場合はU.S. Securities and Exchange Commissionの管轄となり、商品扱いであれば商品先物取引委員会(CFTC)の規制対象にもなり得ます。
現在取得しているライセンスは法定通貨前提であり、暗号資産の取り扱いには追加的な審査や内部統制体制の整備が不可欠です。
2026年は米国の規制方針が転換期を迎える可能性もありますが、法整備には時間を要します。
拙速な仮想通貨統合は法的リスクを伴うため、段階的な展開が現実的だと考えられます。
投資家が注意すべき点
X Moneyへの期待からドージコインやXRPに思惑が広がる可能性はあります。
しかし、公式発表がない段階での投機はリスクが高いと言えます。
2026年2月時点で、主要関連銘柄に顕著な価格急騰は確認されていません。
市場は現状を織り込まず、慎重な姿勢を保っています。
仮に仮想通貨対応が実現しても、初期機能は限定的になる可能性が高いでしょう。
テスラのドージコイン決済も用途は限定的です。
投資判断は公式情報に基づいて行うことが重要です。SNS上の噂や断片的な情報に反応すると、高値掴みや早期売却につながりやすくなります。
「すべてのアプリ」構想の現実味
X Moneyは、マスク氏が掲げるスーパーアプリ構想の中核です。
中国のWeChatがメッセージングと決済を統合して巨大プラットフォームへ成長した例は象徴的です。
ただし欧米市場では、PayPal、Cash App、Apple Payなど既存の決済サービスがすでに浸透しています。
銀行インフラも成熟しており、中国とは市場環境が異なります。
その中で差別化を図る選択肢の一つが仮想通貨統合です。
国際送金の高速化や低コスト化など、既存ネットワークでは実現しにくい価値を提供できる可能性があります。
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FAQ
Q1.X Moneyは本当に仮想通貨に対応するのでしょうか?
現時点では未発表です。
マスク氏の過去の発言や人事面から期待は高まっていますが、Xは仮想通貨統合を正式発表していません。初期段階はVisa提携を軸とした法定通貨決済が中心になる可能性が高いとみられます。仮に導入される場合も、ステーブルコインなどから段階的に始まる可能性があります。
Q2.X Moneyのベータ版はいつ始まる見込みですか?
発言内容をもとにすると、2026年3月〜4月ごろに限定ベータが開始される可能性があります。
最初は招待制または応募制となり、P2P送金やウォレット機能など基本機能から段階的に実装される見通しです。
Q3.関連銘柄(ドージコインやXRP)は今のうちに買うべきですか?
公式発表前の思惑先行の取引には注意が必要です。
過去にも期待だけで価格が動き、その後反落するケースは少なくありません。実際の統合内容や対応通貨が明らかになるまでは、過度な投機はリスクを伴います。投資判断は確定情報をもとに行うことが重要です。
まとめ
X Moneyの社内テストは本格段階に入りました。
限定ベータは今春にも始まる可能性があります。
一方で、仮想通貨対応は現時点では未確定です。
2025年1月に発表されたVisa提携が先行している以上、当面は法定通貨中心の展開になる公算が大きいでしょう。
仮想通貨が統合されるとしても、段階的かつ慎重な実装になると考えられます。
今後1〜2カ月間の公式発表が、X Moneyの方向性を占う重要な材料になりそうです。
参考資料・出典
- BeInCrypto Japan「イーロン・マスク氏、Xマネー早期開始を示唆」
- ビットメイト「X Money発表でマスク氏が仮想通貨市場に新風」
- CoinPost「イーロンの『Xマネー』決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明」
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