
この記事の要点
- Galaxy Digital幹部が2026年2月3日、BTC相場の調整リスクに言及
- オンチェーンデータとテクニカル指標が下方向余地を示唆
- 1月末に約15%下落し、先物市場で20億ドル超の清算が発生
- BTCは現物型ビットコインETF平均取得価格を一時10%下回る
- 7万ドル割れから5万ドル台後半までの調整リスクを指摘
BTC調整リスク継続か、ギャラクシー幹部が指摘
米国の仮想通貨投資会社Galaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)のリサーチ責任者アレックス・ソーン氏は2026年2月3日、ビットコイン(BTC)相場について、オンチェーンデータおよびテクニカル指標の両面から、短期的な調整局面が続く可能性があるとの見解を示しました。
同氏はX(Twitter)の記事投稿で、BTCは1月28日から31日にかけて約15%下落し、31日には先物市場で20億ドル(約3,110億円)を超えるロングポジションの清算が発生したと説明しています。
この局面でビットコイン価格は一時7万5,644ドル(約1,170万円)まで下落し、米国の現物型ビットコインETFの平均取得価格とされる8万4,000ドル(約1,300万円)を一時的に約10%下回ったとしています。
その結果、ネットワーク全体の供給量の約46%が含み損状態に入り、月足では2018年以来初となる4カ月連続の下落を記録しました。
これらの状況を踏まえ、ソーン氏は短期的に7万ドル(約1,090万円)付近までの下押しや、実現価格および200週移動平均線が位置する5万ドル台後半への調整リスクがあるとの認識を示しています。
— Alex Thorn (@intangiblecoins) February 2, 2026
BTC「6.9万ドルvs10万ドル」
ビットコイン相場、歴史的サイクルと重なる下落局面
過去サイクルにみる40%下落後の値動き
ソーン氏は、過去の市場サイクルを振り返ると、ビットコインが史上最高値から40%下落した局面では、その後3カ月以内に50%を超える調整に進んだケースが多かったと説明しました。
現在の水準から50%下落した場合、価格は6万3,000ドル(約980万円)付近に位置するとしています。
オンチェーン分布が示す価格帯の空白
オンチェーンデータについて、7万〜8万ドル帯に保有者分布の空白が確認されていると指摘しました。
ソーン氏によれば、この価格帯では需要の確認が入りやすく、価格が下方向に試される展開になりやすいといいます。
実現価格は約5万6,000ドル(約870万円)、200週移動平均線は約5万8,000ドル(約900万円)に位置しており、いずれも過去の弱気相場において下値支持として機能してきた水準だとしています。
長期保有者の売却動向と市場の反応
一方で、長期保有者による利益確定売りは鈍化傾向にあるものの「クジラや大口投資家による明確な積み増しは現時点では確認されていない」と述べています。
規制動向については、米国で検討されている仮想通貨市場構造法案「CLARITY(クラリティ)法案」に言及し、直近では成立確率が低下しているとの見方を示しました。
仮に進展があった場合でも、影響は主にアルトコイン市場に及ぶ可能性が高いとしています。
市場環境を踏まえた今後の価格水準
また、地政学リスクやインフレ懸念が高まる局面で金や銀が買われる一方、ビットコインが同様に上昇していない点について「価値保存資産としての位置づけが市場で十分に評価されていない状況が示されている」と説明しました。
これらを踏まえ同氏は、今後数週間から数カ月にかけて、ビットコインが供給の薄い価格帯を下方向に試し、実現価格や200週移動平均線付近まで調整する可能性があるとの見方を示しています。
オンチェーン指標と過去サイクルを踏まえた今回の分析は、足元の調整局面が一時的な価格変動にとどまらず、中期的な市場構造の転換点となる可能性を示唆しています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=155.57 円)
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Source:アレックス・ソーン氏X記事投稿
サムネイル:AIによる生成画像






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