トランプ氏のWeb3ゲーム「TRUMP Billionaires Club」始動|100万ドル相当の$TRUMP報酬も

$TRUMPがWeb3ゲーム参入、経済圏を拡大

ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏に関連する公式プロジェクト「TrumpMemes」は2025年12月10日に、仮想通貨$TRUMPを採用した新たなWeb3ゲームプロジェクト「TRUMP Billionaires Club」の始動を発表しました。

このプロジェクトは、トランプ氏のブランドを冠したデジタル経済圏を拡張するものであり、日本国内の暗号資産取引所にも上場している公式ミームコイン「$TRUMP」がゲーム内通貨として統合されることが報告されています。

公式発表によると、このゲームはデジタル収集品(NFT)のマーケットプレイスなどを手掛ける「Open Loot」のサポートを受けて開発されているとのことで、従来のWeb3ゲームの課題であった「ウォレット接続の複雑さ」を解消する設計が採用されています。

ユーザーはGoogle、Apple、Xなどのアカウントで簡単にログインすることが可能で、クレジットカードを含む法定通貨決済にも対応するなど、暗号資産に馴染みのない一般層の取り込みも視野に入れた仕様となっています。

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「TRUMP Billionaires Club」は、Open Lootによって提供されるゲームであり、ゲーム内のすべてのアクティビティに$TRUMPコインを使用します。ぜび楽しんで!

ボードゲーム型で展開される「帝国の構築」

「TRUMP Billionaires Club」は、3Dでレンダリングされた世界を舞台にしたボードゲームスタイルのシステムを採用しています。プレイヤーはサイコロを振ってマップ上を移動し、ビジネスの買収や改良、株式市場での投資判断などを通じて資産を拡大し、自らの「帝国」を築き上げることが目的となります。

ゲーム内では「$TRUMP」が主要な通貨として機能し、すべての主要なアクティビティで使用されるほか、プレイヤー間での取引にも利用可能です。また、Open Lootとの統合により、ゲーム内で使用できる限定のNFTスタチュー(彫像)やピンバッジなどのデジタルアイテムを収集・取引できる機能も実装されています。

これらのアイテムは単なるコレクション要素にとどまらず、ゲームプレイにおいて有利に働くユーティリティ(実用性)を持つとされています。

事前登録キャンペーンでは、紹介リーダーボードに参加することで総額100万ドル(約1億5,600万円)相当の$TRUMPコインを山分けできるインセンティブも用意されており、初期ユーザーの獲得に力を入れている様子がうかがえます。

$TRUMPトークンのエコシステムと市場への影響

今回ゲームへの統合が発表された「$TRUMP(Official Trump Meme)」は、2025年1月にソラナ(SOL)ブロックチェーン上で発行されたミームコインです。

発行当初はトランプ氏の選挙キャンペーンスローガンや過去の象徴的な出来事をモチーフにした投機的な資産として注目を集めましたが、今回のゲームプロジェクトへの採用により、明確なユースケースが付与された形となります。

トランプ氏に関連する暗号資産プロジェクトは、過去にもNFTコレクション「Trump Digital Trading Cards」や、DeFiプラットフォーム「World Liberty Financial」などが展開されてきました。

今回のゲーム参入は、エンターテインメントと金融を融合させた「GameFi」領域への本格的な進出を意味しており、Web3(分散型ウェブ)技術を用いた支持者コミュニティの強化という政治的な側面と、ブランド収益の多角化というビジネス的な側面の両方を兼ね備えていると言えるでしょう。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.62円)

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source:TrumpMeme発表
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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