ブータン政府、320ETHをステーキング。フィグメントでイーサリアム運用を開始か=報道

ブータン政府が320ETH(約97万ドル)をステーキング

ブータン政府系投資機関ドゥルク・ホールディング・アンド・インベストメンツ(Druk Holding and Investments:DHI)が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のステーキングを開始したと暗号資産メディア「コイノタグ(COINOTAG)」が11月28日に報じた。アーカム(Arkham)のブロックチェーンデータによれば、DHIに関連付けられたとみられるアドレスから、ステーキングプロバイダーのフィグメント(Figment)を通じて320ETH(約97万ドル相当)が預け入れられたという。

このステーキングはイーサリアムのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)検証に参加するもので、ネットワークのセキュリティ向上に寄与し、報酬を得られる仕組みとなっている。なおフィグメントは機関投資家向けにステーキングインフラを提供する企業で、複数のブロックチェーンネットワークに対応している。

同報道では、ブータンが進めるブロックチェーン関連施策についても紹介されている。同国は10月から、住民向けデジタルIDシステムをポリゴン(Polygon)からイーサリアムへ移行し始めており、2026年初頭までにすべての認証情報がイーサリアム上に移行される予定だという。このデジタルIDは、住民が自身の資格情報をブロックチェーン上で管理し、公共サービスへのアクセスに利用できる仕組みとなる。

またブータンでは、DHIが2019年から水力発電を活用したビットコイン(Bitcoin)マイニングを行っている。アーカムのデータでは同国関連とされるアドレス群が約6,154BTC(5億6,200万ドル)を保有しているとされる。さらに同国の特別行政区ゲレフ・マインドフルネス・シティ(Gelephu Mindfulness City:GMC)は、戦略的準備金の一部としてビットコインやイーサリアムなどのデジタル資産を採用する方針を示しており、国家レベルでデジタル資産の取得が進んでいる。

参考:コイノタグアーカム
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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