
21Shares、レバレッジ型ドージコインETFを発表
スイスの大手資産運用会社「21Shares」は2025年11月20日に、ドージコイン(DOGE)にレバレッジをかけて投資できるレバレッジ型ドージコインETF(上場投資信託)である「21Shares 2x Long Dogecoin ETF(ティッカー:TXXD)」を発表しました。
21Sharesは、様々な暗号資産ETP(上場投資商品)を提供している世界有数の暗号資産ETPプロバイダーであり、2018年には世界初の現物型暗号資産ETPを上場、シンプルで効率的な投資ソリューションを提供しています。
同社は今年初頭にドージコイン財団が正式承認した世界唯一のドージコインETPである「Dogecoin ETP」をローンチしていましたが、今回は新たに2倍のレバレッジをかけたドージコインETFである「21Shares 2x Long Dogecoin ETF」が発表されています。
21Shares 2x Long Dogecoin ETFとは?
21Shares 2x Long Dogecoin ETF(ティッカー:TXXD)は、ドージコイン財団の公式企業部門「House of Doge」との独占的パートナーシップに基づいて開発されたレバレッジ型のドージコインETFであり、2025年11月20日からNASDAQ(ナスダック)で取引開始されています。
このETFはドージコインの1日の値動きの2倍(2x)を目指す設計となっており、手数料・経費控除前のパフォーマンスに連動、投資家は銀行や証券会社を通じて、規制された上場商品としてレバレッジ型ドージコイン投資にアクセスできる仕組みとなっています。
【21Shares 2x Long Dogecoin ETF(TXXD)概要】
ティッカー:TXXD
ISIN:US53656G1756
取引所:NASDAQ
通貨:米ドル(USD)
手数料:1.89%
設定日:2025年11月20日
発行体:21Shares US LLC
なお、公式発表ではTXXDの商品リスクについて「TXXDはドージコインの1日あたりの値動きの200%を目指すが、日次リバランスによって1日以上の期間では実際のパフォーマンスが2倍と大きく乖離する場合がある。そのため、本商品は短期取引を前提とした上級投資家向けのレバレッジETFである」とも説明されています。
FalconXによる買収に続く動き
今年10月には、世界最大級のデジタル資産プライムブローカーである「FalconX」が、ETF事業を強化する一環として「21Shares」を買収したことが発表されていましたが、今回のTXXDローンチはこの買収に続く動きであるとも説明されています。
21Sharesはドージコインの現状について「ドージコインは単なるインターネットミームから進化し、テスラやAMCシアターズなど大手企業での決済利用が広がるなどユーティリティと採用が進み、独自のグローバルコミュニティに支えられた有力なデジタル資産へ成長している」と説明しており、21SharesとHouse of Dogeの代表者はTXXDのローンチについて次のようにコメントしています。
ドージコインは暗号資産の中でも最も活気があり、持続的なコミュニティを持つ資産です。TXXDは、投資家が規制された透明性の高い仕組みでレバレッジ型ドージコイン投資にアクセスできるシンプルな手段を提供します。
– Federico Brokate氏(21Shares グローバル事業開発責任者)
私たちの使命は、ドージコインコミュニティを支え、エコシステムの可能性を広げることです。この新しいETFは、コミュニティの成長と勢いを反映したものであり、暗号の未来を形づくる投資家層の広がりを示しています。
– Marco Margiotta氏(House of Doge CEO)
なお、21Sharesは今回の発表の中で「21SharesとHouse of Dogeはドージコイン財団の支援のもとで、ドージコイン・エコシステムに新たな機会を創出する共同プロジェクトを進行中である」とも語っています。
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source:21Shares発表
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