ガーデンファイナンス、約11Mドル超のハッキング被害、10%ホワイトハット提示も

GardenFinanceがハッキング被害

DeFi(分散型金融)プラットフォームの「ガーデンファイナンス(GardenFinance)」がハッキング被害を受けたことが10月31日に公式Xから発表された。

当初被害額は550万ドル以上とされていたが、その後、約1,080万~1,100万ドルが不正流出したと共同創設者であるジャズ・グラティ(Jaz Gulati)氏から報告されている。

なお攻撃者は、盗み出した資金をすぐに凍結不可能なトークンにスワップさせている。現在のところ流出した資金の凍結および返還の目処は立っていない。

ガーデンファイナンス側は、攻撃者に対しオンチェーン上でメッセージを介して接触を図っており、流失額の10%をホワイトハット報酬として残りを返金するように求めている。

ガーデンファイナンスは、オンライン調査員のザックエックスビーティー(ZachXBT)氏により、プラットフォームの最近の手数料収益の80%以上が、ラザルスグループなどのハッキング組織による違法な取引による収益であることを今年6月に非難されていた。

ザックエックスビーティー氏によるとガーデンファイナンスは、今年2月に発生した暗号資産取引「バイビット(Bybit)」から流出した資金などのハッカーが保有する違法な資金について資金洗浄を容易にした上、その資金洗浄等の取引から得られた資金を収益としていたとの事だ。

これに対しグラティ氏は、手数料の大部分がバイビット事件以前に徴収されたものであると述べ、この主張を誤情報であるとして否定している。

しかし、ザックエックスビーティー氏はこれまで多くのエクスプロイト及びマネーロンダリング事件の調査に貢献していることから支持者が多い。そのためか今回のハッキング事件についてもコミュニティでは、マネーロンダリングに協力した資金を返還しなかったということを理由とした皮肉的な意見が多く見られている。

画像:iStocks/DKosig

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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