2025年9月末、あるNFTコレクションが市場の話題を瞬く間に独占しました。
Hyperliquidが、早期貢献者に対し無料配布(エアドロップ)した、猫がモチーフのNFT「Hypurr」です。
総供給量わずか4,600点、かつハイパーリキッド公式のNFTという点から、このNFTは配布直後に価格が爆発的に高騰。
セカンダリー市場では、最低価格(フロアプライス)が1,200HYPE前後(約800万〜1,000万円) で取引され、希少な個体は日本円にして約7,000万円で売買が成立するなど、一瞬にしてブルーチップNFTの仲間入りを果たしたのです。
本記事では、そんなHypurr NFTがなぜこれほどの価値を持つのか、その特徴や背景、価格動向、そして将来性について詳しく解説します。
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ハイリキNFT「Hypurr」とは?

| コレクション名 | Hypurr |
| 総供給数 | 4,600点 |
| 基盤ブロックチェーン | Hyperliquid |
| フロア価格 | 1,000HYPE(約660万円) |
| 公式Xアカウント | @Hyperintern |
| 取引プラットフォーム | OpenSea、Drip.Trade |
Hypurr NFTは、分散型取引所(DEX)であるHyperliquidの公式NFTコレクションです。
しかし、このNFTを理解するには、まずその土台であるHyperliquidがどのようなプロジェクトなのかを知る必要があります。
そもそもハイパーリキッド(Hyperliquid)とは

Hyperliquidは、暗号資産デリバティブの取引に特化した、オーダーブック方式の分散型取引所です。多くのDEXがAMM方式を採用する中で、Hyperliquidは中央集権型取引所(CEX)のような高速な取引体験を目指し、独自のL1ブロックチェーン「Hyperliquidチェーン」を基盤としています。
このL1の主要なコンポーネントがHyperEVMです。これは独立したEVMチェーンではなく、開発者がHyperliquid L1の核となる流動性(HyperCore)を信頼性の高い形で利用できるように設計された、特殊なインターフェースです。
創業者のJeff Yan氏は、「すべての金融をオンチェーンで実現する」というビジョンを掲げ、DeFi領域における高性能なインフラとしての地位を確立しようとしています。
Hypurr NFTの誕生
Hypurr NFTは、このHyperliquidエコシステムの成長を初期から支えたコミュニティメンバーへの記念品として企画されました。
総供給量はわずか4,600個に限定されています。そのうち4,313個が、2024年11月に開催された「Genesis Event」と呼ばれる初期のイベント参加者へ割り当てられました。
ちなみに、このGenesis Eventの際、対象者には画像のような選択権が与えられました。

「トークンのみを受け取る」か、「1 Hypurr NFTとHYPEトークンを受け取る」かを選ぶ必要があり、後者を選択したユーザーのみがNFTを受け取れる仕組みでした。
最大の特徴は、この配布方法の公平性にあります。一般的なNFTのように、ユーザーがWL(ホワイトリスト)を獲得したり、先着順でミント競争を行ったりする必要は一切ありません。
対象となるユーザーのウォレットへ自動的に配布されたため、投機的なボットなどを排除し、真の初期貢献者だけに資産が渡る仕組みがコミュニティの高い信頼を得る背景となりました。
Hypurr NFTの特徴
Hypurr NFTが単なる記念品に留まらず、高額で取引される資産となった背景には、その希少性と実用性に裏付けられたいくつかの重要な特徴があります。
総供給4,600個という高い希少性
Hypurr NFTの総供給量は、わずか4,600個に設定されています。
このうち、4,313個がGenesis Eventの参加者に、残りがHyper Foundationや開発貢献者などに割り当てられました。
CryptoPunksのような歴史的なNFTコレクションと同様に、この絶対的な発行数の少なさが、資産としての希少価値の基盤となっています。
エコシステム内での強力なユーティリティ
Genesis Eventの選択画面では「計画されたユーティリティはない」と記載されていました が、配布直後からその状況は一変しました。
まず、Hyperliquid上のレンディングプロトコル「HyperLend」が、Hypurr保有者に対するポイントブーストを発表しました。
さらに、HyperliquidのSeason2ではポイントが1.5倍になるブースト機能や、関連プロジェクトでの手数料割引など、エコシステム内で保有者が有利になる特典が次々と明らかになっています。
PNLカード連携とステータスシンボル
Hypurr NFTは、Hyperliquidのトレーダーにとっての「ステータスシンボル」としても機能します。
各NFTはHyperliquidのプラットフォーム上で、トレーダーのPNL(損益計算書)カードと統合され、自分の「ペット」のように表示させることが可能です。
これは、自身がプロジェクトの最初期からの貢献者であることを示すアイデンティティの象徴となり 、猫をモチーフにした愛らしいデザインとユニークな特性 が、所有欲を満たすコレクションアイテムとしての側面も強めています。
エコシステムを超えた将来の特典
Hypurr NFTの価値は、Hyperliquidの枠内に留まりません。
当初から示唆されていましたが、保有者には期待値の高い他のL1ブロックチェーン「Monad」のエアドロップや、次世代EVM「MegaETH」のセールス優先権など、エコシステムを超えた様々な特典が付与されることが確定しました。
Hypurr NFTを保有していること自体が、「質の高いWeb3ユーザー」であることの証明 となっており、上記のような確定したリターンの存在が、単なる期待感を超えて価格を支える大きな要因となっています。
Hypurr NFTの購入手順|OpenSeaで解説!
Hypurr NFTは、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで購入することが可能です。
購入までの基本的な手順は以下のとおりです。
- GMOコインでETH(イーサ)などの暗号資産を購入
- MetaMask(メタマスク)などの暗号資産ウォレットを準備
- 暗号資産をウォレットに送金し、DEXでArbitrumのUSDCに交換
- Hyperliquidに接続し、USDCでHYPEを購入(ガス代用で少額のETHが必要)
- OpenSeaにアクセスし、ウォレットを接続
- Hypurr NFTの公式コレクションページから作品を選んで購入
詳細なNFTの買い方については、「NFTの買い方・始め方」の記事も参考にしてください。
Hypurr NFTの価格動向
Hypurr NFTは、配布直後から非常に高額で取引されており、その価格動向は市場の大きな注目を集めています。

配布が完了した2025年9月29日、Hypurr NFTのフロアプライス(最低価格)はすぐに1,200 HYPE前後(当時のレートで約800万〜1,000万円)に達しました。
上のグラフは、配布直後からの約1ヶ月間のフロア価格(ドル建て)の推移を示しています。10月4日頃には一時約7万ドル(約1,000万円超)のピークを付けた後、10月11日頃には約3万5千ドルまで大きく下落するなど、非常にボラティリティが大きいことがわかります。
その後、10月下旬にかけて再び価格は上昇傾向を見せており、依然として活発な売買が行われている様子がうかがえます。
Hypurr NFTの将来性

CryptoPunksが「最古のNFT」 として歴史的な価値を持つように、Hypurr NFTもまた「Hyperliquid公式かつ初期貢献者のNFT」 という、コミュニティにおける特別な意味を持っています。この歴史的背景と希少性が、コレクションの根強い人気を支えるでしょう。
Hypurr NFTの将来性は、基盤であるHyperliquidエコシステムの今後の成長と密接に連動しています。プロジェクトが拡大し、ネイティブトークンである$HYPEの価値が高まるほど、エコシステム内でのポイントブーストなどの特典を持つHypurrの資産価値も、それに伴い高まると予想されます。
また、このNFTは単なるステータスシンボルに留まりません。MonadのエアドロップやMegaETHの優先権など、エコシステム外の有力プロジェクトからの特典も確定しており、今後もさらなる利益を生み出す可能性があります。
一方で、価格変動が非常に激しい投機的な側面も持っている点には注意が必要です。また、9月末にはウォレットの脆弱性を突かれ、保有者がNFTを盗まれる事件も発生しました。高額な資産であるからこそ、自身のウォレット管理などセキュリティリスクには細心の注意を払う必要があります。
そして、フロア価格だけでなく、個別の取引も記録的な高値を生み出しています。特に希少な特性を持つ「Hypurr #21」は、9,999 HYPE(当時のレートで約7,000万円)という驚異的な価格で取引が成立しました。配布からわずか1日の合計取引高(出来高)が100億円を超えるなど、市場の熱狂ぶりが数字にも表れています。
まとめ

今回は、HyperliquidがエアドロップしたNFTコレクション「Hypurr」について解説しました。
Hypurr NFTは、HyperliquidのGenesis Eventに参加した初期貢献者のみに配布された、総供給量4,600個の希少なコレクションです。
配布直後からフロア価格が1,000万円弱に達するなど、単なる記念品ではなく、強力な実用性(ユーティリティ)と将来への期待感から、瞬く間にブルーチップNFTとしての地位を確立しました。
その価値は、Hyperliquidエコシステムの成長と密接に連動しており、エコシステム内外での追加特典も、その価値を裏付けています。
Hypurr NFTの事例は、プロジェクトの哲学とコミュニティへの公正な利益還元が、いかに強力な価値を生み出すかを示す象徴的な出来事になったと言えるでしょう。
今後もHyperliquidエコシステムと、Hypurr NFTの動向から目が離せません。
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