
BPay Globalを通じて法定通貨と暗号資産の橋渡しを強化
世界最大級の暗号資産取引所Binance(バイナンス)は2025年10月22日に、バーレーン中央銀行の認可を受けたグループ企業「BPay Global」との連携によって、世界70カ国以上のユーザーが米ドルの直接入金・出金を利用できるようになったことを発表しました。
BPay Globalは、バーレーン中央銀行によって認可・監督されているバイナンスのグループ企業であり、2025年4月にはバーレーン中央銀行から決済サービスプロバイダーのライセンスを取得したことが発表されていました。
今回の発表では、この「BPay Global」を通じた米ドルの直接入出金機能が世界70ヵ国以上で実際に提供開始されたことが報告されており、これによってBinanceの利用者は法定通貨⇄暗号資産をこれまで以上に迅速・低コスト・便利に移動できるようになると説明されています。
SWIFT送金など複数の決済手段に対応
BPay Globalを通じた入出金機能は「SWIFT送金、クレジットカード/デビットカード、Apple Pay、Google Pay」などといった複数の決済手段に対応しているとのことで、これによって個人・法人ユーザーは自分の法定通貨を簡単な方法で直接入金して、暗号資産に交換したり、出金したりできるようになるとされています。
また、SWIFT送金はBinance側の入金手数料が無料となっているため、利便性の向上とともにコスト面でもメリットがあるとされています。
BPay Globalを通じた米ドルの直接入出金機能が70ヵ国以上で提供開始されたことによって、初心者を含む様々な投資家がより簡単・気軽にバイナンスのサービスを利用できるようになったため、伝統的な金融と暗号資産の垣根がさらに低くなり、仮想通貨市場のさらなる活発化につながると期待されます。
Binanceのフィアット部門副社長であるトーマス・グレゴリー氏は、BPay Globalを通じた米ドル直接入出金機能の提供開始について次のようにコメントしています。
長らく期待されていた米ドルの直接オン・オフランプ機能を提供できることを嬉しく思います。米ドルは世界で最も広く使用されている通貨であり、今回の取り組みにより多様なグローバルユーザーのニーズに応えることができます。
Binanceは、コストを抑えながら暗号資産への参入障壁を下げ、世界最高水準のセキュリティを備えたプラットフォームで、より良いユーザー体験を提供していきます。
– トーマス・グレゴリー氏(Binanceフィアット部門副社長)
サービス拡充を続けるバイナンス
バイナンスではユーザーの利便性向上に直結する様々な取り組みが進められており、今月9日にはバイナンスの日本法人である「Binance Japan」から“キャッシュレス決済大手の「PayPay」と資本業務提携契約を締結したこと”も発表されています。
バイナンスジャパンとPayPayの提携では「PayPayマネーを利用した暗号資産購入機能の導入」や「暗号資産売却時の出金先としてPayPayマネーを選択可能にする機能の構築」が検討されていると報告されているため、日本居住者向けサービスでも入出金がより便利になると期待されます。
BINANCEは非常に多くの暗号資産を取り扱う世界最大級の暗号資産取引所であるため、BINANCEのサービス拡充や利便性向上は仮想通貨市場全体の成長にもつながると期待されます。
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source:Binance公式発表
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