TISとgC Labsのヒノデテクノロジーズ、ビットコインL2「Botanix」と提携

ヒノデテクノロジーズがBotanixと戦略パートナーに

ヒノデテクノロジーズ(Hinode Technologies)が、ボタニクスラボ(Botanix Labs)と戦略的パートナーシップ契約を締結したと10月8日に発表した。ヒノデテクノロジーズはボタニクスの戦略的パートナーとして、ボタニクスチェーン上のDApps(分散型アプリケーション)と協業していく他、同チェーンのバリデーターとしてノード運営も行う予定とのこと。

ボタニクスは、ボタニクスラボ開発のEVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換のビットコイン(Bitcoin)レイヤー2チェーン。その中核となる「スパイダーチェーン(Spiderchain)」は、ランダムに選ばれたノードが複数のマルチシグウォレットを共同管理する仕組みであり、これにより特定の管理者に依存することなく資産を安全に分散管理でき、セキュリティと分散性の両立を果たしているという。

またスパイダーチェーンに預けられたビットコイン(BTC)は、ボタニクスチェーン上で「stBTC」に変換される。ユーザーはこのstBTCの保有により、発生したガス代(取引手数料)の一部を報酬としてstBTCで受け取れるとのこと。ボタニクスは、BTCベースの利回りを提供する初のブロックチェーンであり、将来性が高く見込まれるとのことだ。

ヒノデテクノロジーズは、TISインテックグループのTISとグミ(gumi)の連結子会社としてブロックチェーン事業を展開するgC Labsの合弁会社。ブロックチェーンのノード運営および暗号資産会計管理システムの提供を事業内容として4月1日に新設された。なおノード運営とは、ブロックチェーン上での取引承認の合意形成が正常に稼働する状態を担保することだ。

そして同社は将来的にノード運営を通じて得た暗号資産の会計管理ノウハウを活用したサービスを提供することで、暗号資産に関する複雑な会計処理といった大手上場企業の課題解決にも貢献していく予定だという。

この取り組みにてヒノデテクノロジーズでは、web3システムインフラ事業を展開する会社として、ノード運営および暗号資産会計管理システムの提供において国内トップシェアを目指すとのことだ。 

参考:gumi
画像:iStocks/Liudmyla-Lishchyshyna

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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