SOLトレジャリー企業の米フォワード・インダストリーズ、ソラナ上で機関投資家向けバリデータ立ち上げ

Forward IndustriesがSolana上でバリデータ立ち上げ

米ナスダック(Nasdaq)上場フォワード・インダストリーズ(Forward Industries)が、ソラナ(Solana)上で機関投資家向けバリデータを立ち上げたと10月7日に発表した。

フォワード・インダストリーズは、医療およびテクノロジー分野にサービスを提供してきたグローバルデザイン会社だ。60年以上にわたり、世界の大手企業やブランド向けに製品の設計・開発・製造を手がけてきた。

同社は9月11日、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)に特化した暗号資産トレジャリー(財務資産)戦略開始に向け、PIPE(限定投資家への私募増資)を完了。同月15日には、約15億8,000万ドル(当時約2,327億円)で合計682万2,000SOLの初取得を発表した。

今回フォワード・インダストリーズが立ち上げたバリデータは、高性能分散システム向けグローバルファイバーネットワーク「ダブルゼロ(DoubleZero)」を統合して運用されるとのこと。ダブルゼロはパケット最適化で低遅延・高帯域を実現し、トランザクション経路を改善してバリデータ効率を高めるファイバーネットワークだ。さらにダブルゼロは、未活用帯域をパーミッションレスに取り込み、分散性と暗号経済的保証も維持する。

また、フォワード・インダストリーズと資産運用会社ギャラクシー(Galaxy)が協業し、ブロックチェーンインフラ企業ジャンプクリプト(Jump Crypto)開発のソラナ代替クライアント「ファイアダンサー(Firedancer)」が同バリデータで活用されるという。

これらの構成によりソラナのステーカーは、バリデータ手数料ゼロでフォワード・インダストリーズのバリデータノードに直接ステークできるとのこと。なお同バリデータは、立ち上げ時点で世界のソラナ・バリデータ上位10位に入る見込みだという。

発表によると、フォワード・インダストリーズが保有してステークするトークンは、現時点で同バリデータにすべてステークされているという。そのため、同社が9月15日に取得した682万2,000SOLは、同バリデータにステークされているようだ。なお、同社が今後運用する全てのバリデータもダブルゼロ上で稼働させる予定とのこと。

またフォワード・インダストリーズとダブルゼロは、収益増加・帯域拡大・レイテンシ低減を目的に、同バリデータおよびダブルゼロネットワークの最適化を試験的に実施するとのことだ。

参考:フォワードインダストリーズ
画像:iStocks/BlackSalmon

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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