
mUSD流通供給量、1週間で約5,000万ドル増加
MetaMask(メタマスク)が2025年9月15日にローンチしたステーブルコイン「MetaMask USD(mUSD)」は、9月22日までに流通供給量が約6,500万ドル(約96億円)を突破したことが明らかになりました。
The Blockの報道によると、15日時点のmUSD流通供給量は約1,500万ドル(約22億5,000万円)で、9月22日の朝には6,500万ドル以上に達し、1週間で約5,000万ドル(約74億円)増加したと伝えられています。
また、ソウルデータラボがまとめたDune分析データによると、9月20日時点でmUSD供給量の大半はLinea(88.2%)に展開され、残りはイーサリアム(11.8%)に展開されていることが示されています。
mUSDは、米ドル連動型のステーブルコインであり、規制された管理下で保有されている現金および短期米国財務省証券によって完全に裏付けられている点が特徴です。
メタマスク公式サイトによると、mUSDはメタマスクウォレット内で法定通貨からの交換やスワップ、ブリッジ、分散型金融(DeFi)での取引などに直接利用できるとしています。
さらに、将来的には「MetaMaskカード」を通じて世界中のMastercard(マスターカード)加盟店での支払いにも利用可能になる見通しです。
MetaMask独自ステーブルコイン
MetaMaskステーブルコイン「mUSD」GENIUS法準拠で始動
MetaMask(メタマスク)公式サイトによると、mUSDは初めて自己管理型ウォレットによって発行されたネイティブステーブルコインであり、7月に成立したステーブルコイン規制「GENIUS法」に準拠していると説明されています。
このGENIUS法は、米国内でステーブルコインを発行・流通させるための包括的なルールを定めた法律で、消費者を保護し金融システムの安定を維持すると同時に、ステーブルコイン技術の革新を促進することを目的としています。
また、GENIUS法に準拠したステーブルコインの発行者は、銀行秘密法に基づくコンプライアンス要件を満たす必要があり、マネーロンダリング防止や制裁措置、顧客確認基準の遵守が求められます。メタマスクはmUSDがこれらの要件をすべて満たし、厳格な規制下で運用されているとしています。
米財務省は9月18日、GENIUS法の実施に関するパブリックコメントの募集を開始したと発表しており、ステーブルコイン普及に向けた重要な局面を迎えています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.87 円)
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Source:MetaMask公式サイト
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用





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