カナリー・キャピタル、米国産銘柄の仮想通貨ETF「Canary American-Made Crypto ETF」を申請

米国産暗号資産を対象とする仮想通貨ETF

デジタル資産投資企業であるCanary Capital(カナリー・キャピタル)が、米国由来の暗号資産(仮想通貨)を投資対象とする上場投資信託(ETF)である「Canary American-Made Crypto ETF」を申請したことが明らかになりました。

Canary American-Made Crypto ETFは、シカゴ・オプション取引所(Cboe)BZXに「MRCA」というティッカーで上場予定の仮想通貨ETFであり、2025年8月22日には米国証券取引委員会(SEC)に対して上場登録申請書である「S-1フォーム」が提出されています。

このETFは、米国に起源のある暗号資産/トークンの大部分が米国内でマイニング・ステーキングされている暗号資産/プロトコル運用の大部分が米国内で行われている暗号資産を追跡する「Made-in-America Blockchain Index」に連動するものであるため、実質的に“アメリカ発の暗号資産”が対象となる仮想通貨ETFとなっています。

また、このETFではプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用している暗号資産をステーキングして報酬を純資産価値に加算する計画も盛り込まれており、インデックスは四半期ごとにリバランスされ、流動性や時価総額などに基づいて構成が見直される仕組みとなっています(※ステーブルコイン・ミームコイン・ペッグトークンは除外)。

名称 Canary American-Made Crypto ETF
ティッカー MRCA
上場予定 Cboe BZX Exchange
対象資産 アメリカ発、アメリカマイニング、または運用主体が米国の暗号資産
インデックス名 Made-in-America Blockchain Index
運用手法 四半期ごとリバランス、ステーキング報酬も追求
資産管理 米国規制下の信託会社による分別管理
目的 米国中心の暗号資産に投資できる初のETF提供

MRCAに組み込まれる仮想通貨は?

米SECに提出されたS-1フォームに具体的な構成銘柄・構成比率は記載されていないものの、CoinGeckoが公開している「Made in USAの暗号資産リスト」には以下のような仮想通貨が含まれているため、Canary American-Made Crypto ETFではこのような銘柄が対象に組み込まれる可能性があると考えられます。

ただし、Canary American-Made Crypto ETFは四半期ごとにリバランス(資産構成・配分の再調整)する仕組みを採用しているため、構成銘柄や構成比率は変化する可能性があります。

カナリー・キャピタルはこれまでにも様々なアルトコインのETFも申請しており、今月26日にはドナルド・トランプ米大統領のミームコイン「TRUMP」に連動する現物ETFである「CANARY TRUMP COIN ETF」のS-1フォームも提出されています。

米SECは仮想通貨ETFに慎重な姿勢を貫いており、審査待ち段階にある複数の仮想通貨ETFも判断が延期されているため、承認・取引開始までにはもうしばらく時間がかかると予想されますが、アルトコインETFが正式に承認された場合には対象銘柄の価格にもプラスの影響をもたらし、本格的なアルトコインシーズンが始まる可能性もあると期待されています。

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source:SEC提出書類
サムネイル:Freepikのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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