プログマが金融領域の新規コンサル事業開始、パシフィックメタ、イグニション・ポイント、3Dライフワークスと提携で

Progmatがコンサル事業開始

デジタルアセット発行・管理基盤提供プログマ(Progmat)社が、パシフィックメタ(Pacific Meta)、イグニション・ポイント、3Dライフワークス(3D life Works)と提携し、新規コンサルティング事業を開始した。各社が8月21日に発表した。

今回の提携によりプログマ社は、金融領域における新事業の企画から社会実装までを一貫して支援可能になったとのこと。同社のコンサルティング事業では、顧客からの事業開発ニーズをパートナー間で共有し、各社の強みを活かしたプロジェクトチームを組成するという。

またプロジェクトチームは、同戦略策定からハンズオンでの実行支援までを担い、サービス内容に応じてクライアントからコンサルティングフィーを徴収するとのことだ。

今回の提携背景には、RWA(現実資産)トークン化市場の拡大があるとのこと。米大手コンサルのボストンコンサルティンググループ(Boston Consulting Group:BCG)によると、2030年に同市場が約16兆ドル(約2,365兆円)規模に成長すると予測されているという。

日本も法整備が進んだことで事業展開が可能な環境が整っているとのこと。セキュリティトークン(ST)の国内市場規模は年内に6,500億円規模に拡大すると見込まれ、ステーブルコイン(SC)も35兆円を超える市場に達しているという。

こうした需要の高まりを受け、プログマ社は単独でのリソース提供には限界があると判断し、パートナー企業とのアライアンスを通じて質・量ともに高水準のコンサルティングを提供する体制を整えたとのことだ。

プログマ社は、大手金融機関やITパートナー11社を株主に持つデジタルアセット分野のインフラ提供企業だ。ST領域で国内トップの実績を有する。

同社は、デジタルアセット発行・管理基盤「プログマ(Progmat)(SaaS)」を提供している。プログマは、ST用のインフラ「プログマST(Progmat ST)」の他、ユーティリティトークン(UT)用のインフラ「プログマUT(Progmat UT)」とSC用のインフラ「プログマコイン(Progmat Coin)」にて構成されている。

またパシフィックメタは、国内外のWeb3事業にコンサルティングやマーケティング支援を提供する企業。同社は、RWAのトークン化に必要な規制対応や海外進出支援に強みを持つ。

イグニション・ポイントは、新事業創出やDX・AI(人工知能)支援に強みを持つイノベーションファーム。

そして3Dライフワークスは、金融商品取引業者の立ち上げ実績やブロックチェーン技術を有し、証券基盤構築やライセンス取得支援などに強みを持つ企業だ。

参考:プログマ
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参照元:ニュース – あたらしい経済

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