
バックトがの堀田丸正の筆頭株主に
米デジタル資産サービス企業バックト(Bakkt)が、RIZAPグループの東証スタンダード上場企業、堀田丸正の発行済み株式を約30%取得したと8月6日に発表した。これによりバックトは堀田丸正の筆頭株主となる。なおRIZAPより売り出された株式は16,864,650 株。売出価額は16億7,655万1,082円だ。買主はバックトホールディングスの子会社、バックトオプコホールディングス(Bakkt Opco Holdings)となる。
堀田丸正は、主に和装品・宝飾品・和装小物・婦人用品の卸売販売及び意匠撚糸の製造・卸売販売を行う企業。今回の株式取得によりバックトは、堀田丸正の事業にビットコインをはじめとするデジタル資産への投資を組み込むとしている。また、これにあたり堀田丸正の社名を「bitcoin.jp」に変更するという。なおバックトはウェブドメイン「www.bitcoin.jp 」を取得しているとのこと。
またバックトは、バックト・インターナショナル(Bakkt International)の社長であるフィリップ・ロード(Phillip Lord)氏を堀田丸正のCEOに、同じくメフラーブ・ホセインボル(Mehrab Hosseinbor)氏を同社CFOとして選任することを堀田丸正に求めているとのこと。またバックトが指名する候補者を取締役に選任することや、堀田丸正の今後の資金調達のための発行可能株式総数の増加などもバックトは提案しているとのことだ。
1861年創業、1933年に法人設立された堀田丸正は、2017年5月23日付でRIZAPグループとの間で資本業務提携契約を締結し、同社の子会社となっていた。バックトは、堀田丸正のコア事業であるファッション事業およびマテリアル事業に加え、ビットコインおよびその他のデジタル資産に対する投資事業を新たに取り入れることで、堀田丸正の収益源の多様化と中長期的な企業価値向上を目指すとのことだ。
今回の発表を受け堀田丸正の株価は、8月6日、7日と2日連続でストップ高となっている。6日には113円の値を付け、年初来高値を更新している。
参考:バックト・堀田丸正1・堀田丸正2・RIZAP
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済


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