
「cbXRP・cbDOGE」をBase上で正式リリース
米大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は2025年6月5日、同社が開発したレイヤー2ブロックチェーン「Base」上において、XRPとドージコイン(DOGE)のラップトークン「cbXRP」と「cbDOGE」を新たにリリースしたことを発表しました。
cbDOGE and cbXRP are now live on @base. cbDOGE and cbXRP are ERC-20 tokens backed 1:1 by DOGE and XRP held in custody by Coinbase.
Here’s what you need to know ↓ pic.twitter.com/QVrqa96ZZB
— Coinbase Assets
(@CoinbaseAssets) June 4, 2025
cbDOGEとcbXRPがCoinbaseで利用可能になりました。
cbDOGEおよびcbXRPは、それぞれDOGEおよびXRPを1:1で裏付けとしたERC-20トークンであり、Coinbaseによって保管されています。
ラップトークンとは、特定のブロックチェーンで利用できる仮想通貨を、別のブロックチェーン上でも利用可能にできるように発行されたトークンです。
今回の発表を経て、XRPとドージコインの保有者はそれぞれの資産をBase上にブリッジして活用することが可能になりました。
これにより、イーサリアム系が中心だったBaseのエコシステムに、より幅広い層のユーザーがアクセスできるようになることが期待されており、分散型金融(DeFi)をはじめとするWeb3サービスの利便性がさらに高まる見通しです。
史上初の「S&P500」に採用
cbXRPとcbDOGEは1:1担保で発行
今回リリースされたラップトークン「cbXRP」と「cbDOGE」は、それぞれCoinbaseによって管理・保管されているXRPおよびDOGEと1:1の割合で裏付けられており、価格の安定性や信頼性も確保されていると説明されています。
ユーザーは本来の資産の価値を損なうことなく、ラップトークンを用いたさまざまなDeFiアプリケーションと連携させ、利用可能になることも報告されています。
今後はLTCとADAも対象に
Coinbaseは2024年9月、ビットコイン(BTC)のラップトークン「cbBTC」をBase上でリリースしており、その時価総額はすでに47億ドル(約6,775億円)を超える規模へと成長しています。
また、ブロックチェーンデータ分析サイト「BaseScan」によると、執筆時点においてcbXRPの時価総額は500万ドル(約7億2千万円)cbDOGEは186万ドル(約2億6千万円)に達していることが報告されています。
今回のcbXRPとcbDOGEの導入はこの流れをさらに強化するものとみられており、今後はライトコイン(LTC)とカルダノ(ADA)に対応したラップトークン「cbLTC」と「cbADA」の開発も進められていると報じられています。
今後もマルチチェーン対応を推進することで、さらなるWeb3普及に貢献する方針を示しており、今後の動向に注目が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=〜143.74円)
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Source:Coinbase発表
サムネイル:AIによる生成画像
(@CoinbaseAssets) 



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