米SEC、フランクリンテンプルトンのステーキング対応「ソラナ(SOL)現物ETF」の上場申請を受理
SECがFranklin Solana ETF受理
米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)によって提出された、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の現物価格に基づくETF(上場投資信託)「フランクリン・ソラナ・ETF(Franklin Solana ETF)」の上場および取引に関する提案書を受理した。SECが3月13日に公表している。
このETFは、米大手資産運用企業フランクリンテンプルトン(Franklin Templeton)が運営する投資信託で、1934年米国証券取引所法に基づく「19b-4申請書(FORM 19b-4)」として今年3月11日付でSECに提出されていた。SECがこれを受理したことで、今後の審査を経て、提案の承認または却下が決定される。
なお申請書には、「フランクリン・ソラナ・ETF」の一部資産をステーキングプロパイダーを通じてステーキングを可能にすると明記されている。ステーキングを行うことで、同ETFはSOLのステーキング報酬を受け取り、これがETFの収益として扱われる見込みだ。
また申請書では、暗号資産SOLの信託受託者、管理者、証券代行(トランスファーエージェント)に、米デラウェア州拠点のサービスプロバイダーであるCSCデラウェアトラスト(CSC Delaware Trust Company)が指定されている。なお保管機関(カストディアン)は、コインベースカストディトラスト(Coinbase Custody Trust Company)が担当する予定だ。
そして、シーボーBZX取引所による提案書の公告が連邦官報(Federal Register)に掲載され次第、同書類に関する一般からのコメント(パブリックコメント)募集が21日間にわたり実施されるとのこと。またSECは原則として、連邦官報に掲載された日から45日以内に規則変更案の承認または却下を判断するが、必要に応じて最大90日まで判断の延長できる。
ちなみに「19b-4申請書」は、自主規制団体が規則変更を行う際にSECへ提出する必要がある書類で、この承認を受けた後に「S-1申請書(FORM S-1)」の最終承認が行われる。通常「S-1申請書」が先に提出され、SECの審査を経た後に「19b-4申請書」が提出される。その後SECが「19b-4申請書」を確認し、最終的に「S-1申請書」の承認が行われる流れだ。
またフランクリンテンプルトンは3月11日に、暗号資産XRPの現物ETFに関する登録届出書「S-1申請書」をSECに提出している。
なおSECは今年2月11日、ビットワイズ(Bitwise)、カナリー(Canary)、ヴァンエック(VanEck)、21シェアーズ(21Shares)の4社が提出したSOL現物ETFの上場および取引に関する提案書を受理したと公表した。
参考:SEC
画像:iStock/BalkansCat
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参照元:ニュース – あたらしい経済