ビットコイン価格は暴落か反転か?二極化するアナリストの予測
混迷を深めるビットコイン(BTC)の市場動向について、2人の著名なアナリストが完全に異なる見解を述べています。一方は劇的な価格下落の可能性を指摘し、もう一方は底値から反転して上昇すると予測しています。
「ブラックスワン」レベルの危機が到来?
アナリストのドクタープロフィット(Doctor Profit)氏は「X」への投稿で、潜在的な2つのシナリオを提示しました。彼は「シナリオAは通常の市場で、68,000~74,000ドル(約1,008~1,097万円)が底値になるケースで、シナリオBはブラックスワン・イベントで50,000ドル(約742万円)にまで下落するケースだ」と述べています。
ブラックスワンとは、市場に大打撃を与える予測不能のイベントのことです。彼は明確にどちらのシナリオとは述べていませんが、ブラックスワンの可能性も排除できないと警告します。最近の市場でこのイベントが起きる可能性は低いですが、マクロ的な視点からするとあり得るとして、「この数ヶ月間だったらブラックスワンの可能性はほぼなかっただろうが、今だったら可能性がないとは言えない。もちろん歓迎はしないが」と悲観的な予測を立てています。
底値から反転上昇の可能性?
同じくアナリストのアストロノーマー(Astronomer)氏は、すでにビットコインが底値を脱したという前向きな意見です。彼はアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)開催の直前に、およそ87.5%の確率で価格が反転上昇するという根拠を示しました。彼は「チャートを分析した結果、16回に14回の確率で私が指摘した動きを見せている」として予測に自信をのぞかせています。
彼はFOMC開催日近辺の価格動向をマッピングし、FOMCによる公式発表の前に、すでに政策金利の結果が価格動向に反映されていることを突き止めました。底値がFOMC当日から2日足0~5本の間に現れることを指摘しています。
この点について彼は、「やるべきことは過去のFOMC開催日近くに、チャート上に毎日の価格をプロットするだけだ。それを見れば、実際にトレンドが反転していることが分かるはずだ」と述べて、予測の根拠を強調しています。アストロノーマー氏は次のFOMCが3月19日であることから、少なくともその日の前に反転が生じると見ています。今回のスケジュールで底値は3月5日から19日の間になると予想しています。
彼は自身の予測を裏付けるように、市場に「恐怖のピーク」が訪れていることを指摘しています。彼は市場での悲観論の高まりを感じ、熟練トレーダーから突然注意喚起の投稿があることなどから、価格反転が差し迫っている点を強調しています。
そのうえで、「市場心理からすると、恐怖レベルは極めて高い。だから人気のトレーダーでさえ自分の評価を守るのに必死だ。しかし私は他人の予測を軽視しはしないが、底値のサインは明らかで、これから市場は上昇トレンドに入ると信じている」と結論づけています。
参考
・Bitcoin Bottom Confirmed? Data Shows 87.5% Chance The Worst Is Over
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