ビットコイン底値7万ドル?アーサー・ヘイズ氏「金融緩和の機を待て」

ビットコイン底値7万ドル?アーサー・ヘイズ氏「金融緩和の機を待て」(Bitcoin bottom at $70K? Arthur Hayes says "Wait for monetary easing")

下落は強気相場でのBTC調整パターン?

仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は2025年3月11日に、ビットコイン(BTC)の価格が一時的に約7万ドル(約1,050万円)まで下落する可能性があるとの見解を示しました。

これは過去最高値である110,000ドル(約1,630万円)から約36%の調整幅に相当します。しかし、2021年や2017年の強気相場でも20〜40%の調整が発生しており、ヘイズ氏は「強気市場においてよくある一般的な調整パターンだ」と述べています。

また、米国経済が景気後退の兆しを見せる中、中央銀行の金融引き締めによる流動性の低下が、ビットコインの一時的な売り圧力につながる可能性を指摘しました。

同氏は、経済が悪化すれば、FRBは利下げや量的緩和を行わざるを得ないとした上で「資金が再び仮想通貨市場に流れ込み、ビットコインが強気相場に戻るだろう」との見解を示しています。

焦らずに待つことが大事です。BTCはおそらく70,000ドルあたりで底を打つと考えられます。110,000ドルの最高値から36%の調整は、強気相場ではよく見られる正常な動きです。

その後、株式市場が大きく下落し、伝統的な金融(TradFi)の投資家が損失を被るタイミングを迎える可能性があります。

その後、FRB(米連邦準備制度理事会)、中国人民銀行(PBOC)、欧州中央銀行(ECB)、日本銀行(BOJ)などの中央銀行が緩和政策を始めて、各国の経済を再建し始めるでしょう。

そのタイミングで、新たな投資の機会が訪れるかもしれません。一部のトレーダーは下落時に買いを入れる可能性があります。しかし、リスクを抑えたい場合は、中央銀行の緩和政策が始まった後に追加投資を検討するのが賢明でしょう。

底値で完全に買うのは難しいかもしれませんが、長期間の横ばいや未実現の損失を心配することなく投資を行うことができます。

仮想通貨市場は再び強気相場へ?

実際、2024年後半から2025年にかけて、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを行う可能性が市場で議論されています。

ブルームバーグの報道によると、現在のインフレ率の鈍化を受け、FRBが年内に2回以上の利下げを実施するシナリオも想定されています。

これにより、仮想通貨市場への資金流入が加速する可能性も指摘されています。しかし、市場の動向は金融政策と密接に関係しているため、中央銀行の発表や株式市場の変動を注視することが最も重要です。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=148.34円)

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Souce:アーサー・ヘイズ氏X投稿
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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