オフチェーンラボが戦略的購入計画のもとARB購入へ、「アービトラム」エコシステム発展促進に向け

Offchain LabsがARB購入へ

オフチェーンラボ(Offchain Labs)が、戦略的購入計画の一環として、暗号資産(仮想通貨)アービトラム(ARB)を段階的に購入すると3月11日発表した。オフチェーンラボは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)スケーリングソリューション「アービトラム(Arbitrum)」の開発元。

今回のオフチェーンラボによるARBの購入は、「アービトラム」エコシステムへの取り組みと連携を強化し、同エコシステムのさらなる発展を促す狙いがあるとのこと。

ARBの購入時期は、市場での公開取引やその他の取引を通じて、事前に定められたパラメータに基づいて実施されるという。なおARBの購入数量については、現時点で公表されていない。

オフチェーンラボは2月13日、新たな不正行為証明プロトコル「BOLD(Bounded Liquidity Delay)」のメインネットローンチを発表した。「BOLD」は、ネットワーク上で「パーミッションレス(許可なし)検証」を可能にし、セキュリティと分散化を向上させるプロトコルで、昨年4月にテストネットローンチされていた。

アービトラムは「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用し、オフチェーンでトランザクションを処理することでスケーリングの問題を解決している。しかし、不正なトランザクションを検証するための異議申し立てには課題があり、従来はDAOが認めたユーザーのみがこの異議申し立てを実行できた。

なお「BOLD」の導入により誰でも異議申し立てが可能となった。これによりネットワークのセキュリティが強化され、エコシステムのさらなる分散化が期待されている。

画像:iStock/Lidiia-Moor・DKosig

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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