SEC、BitwiseのXRP ETF申請を受理|最長90日間の審査へ
最長90日間の審査プロセス開始
SEC(米国証券取引委員会)が2025年2月18日に、BitwiseによるXRP現物ETFの申請を正式に受理し、最長90日間の審査プロセスに入ったことが明らかになりました。
この申請は、CBOE BZX取引所が今月6日に提出していたもので、提出書類では「Bitwise XRP ETFを商品ベースの信託株式として上場し、取引することを目指す」との説明がなされています。
今回SECが受理したことにより、最長90日間におよぶ審査が開始され、SECは提案内容の妥当性や規制要件への適合性を評価することになります。また、SECは、提出書類が連邦官報で公開されてから21日以内に、パブリックコメントを募集する予定となっています。
なお、2月13日に、グレースケールのXRP・DOGE ETFの申請が受理されていますが、グレースケールの申請は、既存のOTC取引ファンド(Grayscale Trust)をETFに転換する「変更申請」であるため、最長240日の審査期間が適用されています。
一方、今回のBitwiseによるXRP ETFは「新規申請」であるため、通常の最長90日間の審査期間で進行されることとなります。
SECの審査プロセスと市場への影響
SECは昨年1月以降、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の現物ETFを承認しています。現在、複数のアルトコインETFの申請を審査中であり、XRP ETFについても同じ基準で判断されるとの見方が強まっています。
SECの承認が得られれば、ビットコインやイーサリアムETFと同様に機関投資家の参入が進み、取引が活発化するとの期待が寄せられています。
XRPの価格は今週月曜日に2.72ドルまで1.2%下落したものの、過去5日間では約12%上昇しています。この上昇の背景には、XRP ETF承認への期待感が影響しているものと見られています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=151.78円)
リップル関連の注目記事はこちら
Souce:SEC書類
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用