コインベスト、OSL Japanへ社名変更|香港OSLグループの日本市場進出
日本市場への本格参入とサービス展開
国内の暗号資産取引所CoinBest(コインベスト)は2025年2月6日、社名およびブランド名を「OSL Japan(OSLジャパン)」に変更することを発表しました。
この変更は、親会社である香港のOSL Groupによる日本市場への本格進出に向けた取り組みと説明されています。
2017年8月に創業したコインベストは、2020年9月に暗号資産交換業者として正式に認可を取得し、事業を展開してきました。
しかし、2023年6月に関東財務局からIEO業務に関する業務停止命令を受けており、この処分への対応は現在も継続中です。
組織体制については、雒東生(ラク・トウセイ)氏が引き続き代表取締役社長を務め、新ブランドに合わせたウェブサイトのリニューアルがなされています。
OSL Groupは2023年11月、完全子会社「OSLインベストメント(ジャパン)」を通じてコインベストの株式81.38%を取得し、子会社化しています。
この買収は、同グループのグローバル展開戦略における重要な一歩となりました。
新会社発表に合わせて実施された記者会見では、3つの主要施策が明らかにされました。
- 富裕層向けのOTC(相対)取引の拡大
- 機関投資家向けの暗号資産カストディサービスやRWAトークン化商品の開発
- 個人投資家向け商品の提供
市場戦略と今後の展望
OSL GroupのCEOケビン・クイ氏は、日本市場における事業展開について、次のように述べました。
グローバルな専門知識と最先端のインフラを活用し、日本市場での成長を支援していきます。
市場に必要なリソースを惜しみなく提供し、お客様の価値を最大化することをお約束します。
OSL Japanは、OSL Groupのスローガンである「Simply Crypto.」のもと、日本市場での成長を目指すとともに、国内暗号資産業界の発展に寄与していく方針です。
同社は、OSL Groupのセキュリティとコンプライアンスの知見を活用し、日本国内の規制に沿って信頼性の高いサービスを提供していく予定としています。
日本関連の注目記事はこちら
Souce:OSL Japan公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用