野村証券らのコマイヌ、ブロックストリームからビットコインで約116億円相当をシリーズB資金調達

コマイヌがビットコインで資金調達

コマイヌ(Komainu)が、ビットコイン(BTC)基盤技術を開発するブロックストリーム(Blockstream)からの戦略的投資を受け、7,500万ドル(約116億円)相当のビットコインによるシリーズBラウンドの資金調達を完了したと1月16日発表した。

コマイヌは、機関投資家向けの暗号資産カストディ事業を展開する企業。野村證券、デジタル資産管理会社コインシェアーズ(CoinShares)、デジタル資産セキュリティ会社レジャー(Ledger)の3社によって2018年に設立されたジョイントベンチャー(JV)である。日本企業からは野村総合研究所(NRI)やクリプトガレージも出資参加している。

コマイヌは今回の資金調達を通じて、同社が提供するサービスのグローバル展開を加速させるとのこと。ブロックストリーム開発の技術をコマイヌに統合することで、コマイヌはトークン化に対応した規制資産のサポートを自動化し、トラストレス(信用不可)な取引ソリューションを開発できるという。

またコマイヌは、機関投資家向けに銀行水準のデジタル資産サービスを提供する計画とのこと。

さらに、ブロックストリームが提供する「リキッドネットワーク(Liquid Network)」を通じて、コマイヌ提供の機関投資家向けデジタルアセット担保管理サービス「コマイヌコネクト(Komainu Connect)」の所用時間を数時間から数分に短縮可能になるとのことだ。

なお今回の資金調達は、適切なヘッジとリスク管理のもと行われており、調達したビットコインはコマイヌが設立している独自のビットコイントレジャリーで管理されるという。また、関連する規制当局の承認のもと資金調達は実施されたとのことだ。

参考:コマイヌ
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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