テザー社、クロスチェーン対応ステーブルコイン「USDT0」発表

初の展開先にクラーケンのInk採用

USDTなどのステーブルコイン発行企業テザー(Tether)社が、イーサリアム(Ethereum)上のUSDTと1:1の価値を維持するクロスチェーン対応ステーブルコイン「USDT0」を1月17日発表した。

またテザー社は、「USDT0」の初めての展開先として米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)による独自ブロックチェーン「インク(Ink)」を採用したことも併せて発表している。

「USDT0」は、異なるブロックチェーン上の代替可能トークンと相互運用できるように設計されたトークン規格「オムニチェーンファンジブルトークン(Omnichain Fungible Token:OFT)」標準を採用したステーブルコインだ。

なお「USDT0」は将来的に、「Berachain」や「MegaETH」への展開も予定されているとのことだ。

その他にもテザー社は、「USDT0」の導入を検討しているエコシステムの募集も行っている。

ちなみに「インク」は、DeFi(分散型金融)向けのイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとして構築されている。同チェーン構築には、「OPメインネット(オプティミズム)」の開発元OPラボ(OP Labs)が提供するソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」が採用されている。

同ソフトウェアにより構築されたブロックチェーンは「スーパーチェーン(Superchain)」として相互接続が可能だ。

画像:iStock/Vit_Mar

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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