ビットコイン普及速度「インターネットや携帯電話を超える」BlackRockレポート

ビットコインの驚異的な普及スピード

世界最大の資産運用会社として知られるBlackRock(ブラックロック)は2025年1月13日に、ビットコイン(BTC)の普及が、インターネットや携帯電話の普及スピードを上回るとする分析結果を発表しました。

公開されたレポートによると、ユーザー数が3億人に到達するまでに携帯電話は21年、インターネット15年かかったのに対し、ビットコインをはじめとする仮想通貨は12年で達成したことが報告されています。

ブラックロックレポートの画像ビットコインの普及スピード企画(画像:ブラックロックレポート

2009年にビットコインが登場して以来、その普及ペースは携帯電話やインターネットなどの他の画期的な技術よりもさらに急速な拡大を見せています。BlackRockは、ビットコインが驚異的な普及を見せている要因を以下のように述べています。

  • 世代の変化:若い世代は「デジタルネイティブ」として、幼い頃からデジタル技術に親しんで育っているため、X世代やベビーブーマー世代よりもビットコインを受け入れやすい傾向がある
  • 世界情勢の変化:インフレへの懸念、世界的な政治分断、銀行や財政に関する問題といったトレンドが、分散型資産としてのビットコインの魅力を高めている
  • 金融の未来:世界経済のデジタル化が進む中で、デジタル資産のインフラが成熟しつつあり、ビットコインの新たな活用事例が生まれている

投資家が注目すべきポイント

BlackRockは2024年1月に、米国初の現物ビットコインETFを導入し、投資家が直接ビットコインを保有することなく価格変動に投資できる道を切り開きました。

ビットコインETFは、個人や機関投資家にとって、より安全で透明性の高い投資手段を提供すると期待されています。実際、同社が提供するビットコインETF「iShares Bitcoin ETF」は、同期間内で他のETFを凌駕するペースで資産規模を拡大し、注目を集めています。

なお、昨年12月に発表された同社のレポートでは、ビットコインを「分散投資の手段」として位置づけ、ポートフォリオに組み込む重要性を提唱しています。また、資産全体の最大2%をビットコインに配分することで、リスク分散を図れるとの見識が示されています。

ただし、ビットコインは依然として価格変動が大きいことから、投資を検討する上では慎重な判断が求められます。今後も市場規模の拡大が予想される一方で、規制の進展や市場環境の変化がどのように影響するかが注目されています。

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Souce:BlackRockレポート
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Freepikのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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