ポリマーケット、ロサンゼルス山火事を賭けの対象にし物議

ポリマーケットが山火事を賭け対象にして物議

分散型予測市場プラットフォームを提供するポリマーケット(PolyMarket)は2025年1月9日、自社プラットフォーム上でロサンゼルスの山火事を賭けの対象とする市場を開設し物議を醸しました

ポリマーケットはロサンゼルスの山火事が発生して以降、関連の予測市場を提供しています。具体的には「山火事がいつまでに収束するのか」「どこまで広がるかのと」いったトピックごとに8つの市場を提供しました。

パリセーズの山火事がサン​​タモニカに広がる可能性は48%です。

山火事を賭けの対象とする市場を作成したことに対して、コミュニティからは賛否の声があがっています。人々の苦しみを利用して利益を得ているといった指摘や、人命や財産の損失を軽視しているといった声が見られました。

一方で、金銭的なインセンティブが発生していることで、住民が予測市場を保険として活用できるといった言説も見られました

ポリマーケットは該当の市場ページにおいて注釈を設置し「予測市場の約束は群衆の知恵を活用して、社会に与える重大な出来事の影響の予測を作成することです。山火事も同様の出来事であり、ポリマーケットは従来のメディアでは不可能な方法で、直接影響を受けた人々にリアルタイムで情報を提供できるようになります」とコメントしました。

一部メディアでは「CFTCから召喚状」との報道も

ポリマーケットに関しては、コミュニティが懸念する別のニュースも浮上しています。複数の海外仮想通貨メディアは1月9日、米大手仮想通貨取引所コインベースがCFTC(米商品先物取引委員会)からポリマーケットに関する情報を求める召喚状を受け取ったと報じました。

イーサリアム(ETH)の著名なサポーターとして知られているエリック・コナー氏は、自身のX(Twitter)で、コインベースから受け取ったメールとして「顧客情報(ポリマーケット関連)を求める召喚状を受け取りましたのでお知らせします」という旨の内容が記載されたスクリーンショットを投稿しました。

バイデン政権下のCFTCは、ポリマーケットの訴訟でコインベースに対して、顧客情報を求める召喚状を発行しています。

エリック・コナー氏によると、CFTCがポリマーケットとの訴訟において、Coinbaseに対して召喚状を通知している可能性があります。

ポリマーケットは過去にCFTCとの法的な問題に直面しており、2022年には違法なバイナリーオプションを提供したとして、140万ドル(約2.2億円)の罰金を支払い、米国ユーザーをブロックする措置を取ることで和解しました。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.3円)

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Souce:PolyMarket
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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