ノキア、デジタル資産暗号化装置とコンピュータプログラムに関する特許出願=報道

デジタル資産暗号化に関する特許を申請

大手通信会社ノキア(Nokia)が、デジタル資産を暗号化する「装置、方法およびコンピュータ・プログラム」に関する特許を12月23日出願した。メディア各社が同日報じた。

コインテレグラフの報道によれば中華人民共和国の特許庁である中国国家知識産権局(CNIPA)は、ノキア・テクノロジーズがデジタル資産暗号化特許を出願したことを明らかにしたという。

この特許はデジタル資産を暗号化する要素を備えた装置とプログラムに関するもの。

またこの特許には、暗号化に使われるデジタル資産のインデックスも含まれており、このプログラムは最初のネットワーク機能として提供されるとのこと。

この特許の申請はノキアがデジタル資産の暗号化に取り組んでいることを示しており、同社は実行する関連デバイスを開発している可能性があるという。

ノキアは2021年、データとAIモデルの安全な共有を促進し、企業のデジタルトランスフォーメーションとデータの収益化を可能にするためのブロックチェーン基盤のプラットフォーム「Nokia Data Marketplace」の提供を開始した。

このプラットフォームは、許可型のプライベートブロックチェーンを使用しており、企業がデータを安全に交換・収益化し、AI(人工知能)/ML(機械学習)イニシアチブの加速を促進する。

「Nokia Data Marketplace」では、企業や通信サービスプロバイダーは顧客やビジネスエコシステムの参加者間のデータ交換を収益化することで、自らがデータマーケットプレイスのプロバイダーとなれる。また、安全なデータ交換の他、企業がデータやAIアルゴリズムなどを販売できる。さらにデータを移動できない状況でも、分散型データセット全体でAI/MLアルゴリズムを実行可能だ。

「Nokia Data Marketplace」では、信頼できるデータ交換と認証メカニズムを確保することで、電気自動車の充電、環境データの収益化、サプライチェーンの自動化、輸送、港湾、エネルギー、スマートシティ、ヘルスケアなどの多くの垂直的セグメントを支える予防保守のようなさまざまなユースケースが想定されている。

参考:報道
画像:iStock/metamorworks

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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