メタプラネット、95億円相当のビットコインを追加購入|評価額が約264億円に
過去最大規模のBTC購入を実施
ビットコイン(BTC)を購入し続けていることでも知られる東証上場企業メタプラネットは2024年12月23日に、95億円相当のビットコインを追加購入したことを発表しました。
同社は、ビットコイン価格が1BTCあたり約96,000ドル(約1,500万円)を下回る局面で619.7 BTCを取得しました。この購入は、同社にとって過去最大の単一取引であり、2024年10月に追加購入した156.8 BTCの約4倍に相当します。
*Metaplanet purchases additional 619.70 BTC* pic.twitter.com/5npflMJ3kW
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) December 23, 2024
メタプラネットが619.7 BTCを追加購入
今回の購入により、同社のビットコイン保有量は合計1,761.98 BTCとなり、その評価額は約264億円に達しています。また、平均取得価格が約1BTCあたり約1,185万円であることも報告されています。
メタプラネットは長期的なビットコイン保有戦略を強調しており、株主価値の向上を目指しています。同社はこれまでもビットコインを「中長期的な財務資産」として位置づけて積極的に購入を進めており、”アジアのマイクロストラテジー”とも呼ばれるようになっています。
BTC追加購入の背景と今後の市場への影響
メタプラネットの今回の購入は、今年11月に発表した約95億円の新株予約権発行による資金調達を活用したものです。
競合他社であるMicroStrategy(マイクロストラテジー)や、他の機関投資家も同様にビットコイン購入を拡大しており、こうした動きが市場の安定化や長期的な成長を後押しする可能性があると見られています。
さらに、同社の株価は2024年に2,100%以上上昇し、12月17日には4,080円の過去最高値を記録しました。こうした動きは、メタプラネットが仮想通貨市場において他の企業にも影響を与える存在となっていることを示しています。
今後、ビットコイン市場がどのように推移するか、また同社がどのような戦略を採用するかに注目が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.69円)
ビットコイン関連の注目記事はこちら
Souce:メタプラネット公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用