Sui Name Service、価格改定・割引適用などでガバナンス提案|NSトークンは上昇傾向

ドルベースの固定価格販売・NS利用者割引の提案

スイ(Sui/SUI)のブロックチェーン上に構築された分散型ネームサービスであるSui Name Service(SuiNS)は2024年12月7日に、SuiNSの名前をより多くの人々が利用できるようにするために価格改定などの内容を含んだガバナンス提案の投票を実施することを発表しました。

Sui Name Service(SuiNS)は「@myname」のようなシンプルでわかりやすい名前を購入して、Suiのウォレットアドレスと紐づけることができるサービスであり、複雑なウォレットアドレスを簡単で覚えやすい文字列に置き換えて、仮想通貨の送受信を簡素化できるようになっています。

今回のガバナンス提案は、SuiNSが提供する名前をより手軽に利用できるようにするためのものであり、具体的には「SuiNS名の販売価格を米ドルベースの固定価格にすること」や「NSトークン利用者を対象とした割引を提供すること」が提案されています(※NSトークンはSuiNSのガバナンストークン)。

現在の価格モデルは「SuiNS名を一般の人々が手軽に利用できるようにする」という私たちの取り組みを十分に反映できていません…

そこで「静的なUSD価格への移行」と「NSを活用した割引付きのミント・更新」を実現するためのガバナンス提案を導入したいと考えています。

皆さんのご意見が重要です 🙏

SuiNSが提案する新たな料金プラン

SuiNS名は現在、仮想通貨SUIを用いて1年契約で購入することが可能で、購入する名前に応じて異なる販売価格が設定されていますが、新しい料金プランでは米ドルベースで登録・更新価格を設定して、NSで支払うユーザーには登録・更新の両方に25%の割引を適用すると説明されています。

購入者希望者は「SUI・USDC・NS」を使用して名前を登録・更新することが可能で、新しい料金体系としては以下のようなモデルが提案されています。

米ドルベースの固定価格モデル

文字数 ミント価格 更新価格/1年
5文字以上 10ドル 5ドル
4文字 100ドル 50ドル
3文字 500ドル 150ドル

NSトークンで支払う場合の価格モデル(25%割引)

文字数 ミント価格 更新価格/1年
5文字以上 7.50ドル 3.75ドル
4文字 75ドル 37.50ドル
3文字 375ドル 112.50ドル

今後数週間で投票、承認時には年末までに導入予定

今回発表された新しいガバナンス提案は今後数週間で投票にかけられる予定で、提案がコミュニティに承認された場合には、年末までに新しい料金モデルを導入する予定だと報告されています。

SUIの価格は過去1年間で500%も上昇しているため、SuiNS名の登録にかかる金額も高額になっていましたが、ドルでの固定価格が採用されれば、SUIの価格変動に影響を受けずにSuiNS名を販売できるため、より気軽にSuiNS名を購入できるようになると期待されます。

また、NSトークン利用者に対する割引が開始されれば、NSトークンの購入を促しながらより安い価格でSuiNS名を提供できるようになるため、NSトークンの購入者数増加にも繋がり、長期的な成長を促進できると期待されます。

なお、NSトークンの価格は先月末に0.22ドル(約32.98円)台まで下落していたものの、今月5日頃からは回復傾向が見られ始めており、記事執筆時点の価格は「1NS=0.387ドル(約58.03円)」まで回復しています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=149.91円)

2024年11月15日〜2024年12月9日 NS/USDTの3時間足チャート(画像:TradingView)2024年11月15日〜2024年12月9日 NS/USDTの3時間足チャート(画像:TradingView)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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