米大統領選後もポリマーケットの躍進は続く?選挙と関係ないトピックで取引
Polymarketの流行、今後も継続する可能性
アニモカ・ブランズ・リサーチ(Animoca Brands Research)は、2024年11月5日に公開したレポートで、ポリマーケット(Polymarket)の流行が今後も継続する可能性があると指摘しました。
アニモカ・ブランズ・リサーチは、ブロックチェーン関連企業のアニモカ・ブランズのチームによって構成されている部門です。ポリマーケットはオンチェーンの分散型予測市場で、直近では米大統領選の予測で多額の掛け金を集めました。
ポリマーケットでは大統領選後、コミュニティから流行が終了する可能性も指摘されていましたが、アニモカ・ブランズ・リサーチは公開したレポートで否定する予測を出しています。
レポートでは、ポジションを持っている大多数のユーザーが米大統領選とは関係のないトピックで取引を行っていることが挙げられています。11月初旬のデータで、約32万7,000人のユーザーがアクティブなポジションを保有しており、約8万人が米大統領選関連のみ取引を行っていました。
一方で、残りの20万人を超えるユーザーは選挙関連以外のトピックに対しても取引を行っており、選挙が終了した後もプラットフォームの成長が継続する可能性があると指摘されています。
ポリマーケットと大統領選
ドナルド・トランプ氏の当選が確実となるまでに、大統領選のトピックにおいて最終的に36億ドル(約5,500億円)を超える取引量を記録しました。プラットフォーム全体では、4月から10月にかけて月間取引量で約4,000万ドル(約60億円)から約25億ドル(3,800億円)に成長しています。
多額の掛け金が集まったポリマーケットの予測は米大手メディアにも引用されており、米大統領選を占う上で注目されていました。影響力の大きさから米大手メディアのブルームバーグは2024年10月31日に、大口の取引が選挙の確率を歪める可能性があると指摘しています。
候補者選びなど米大統領選が本格的に始まった2024年1月からポリマーケットの取引は増加し、上半期の取引量のうち50%が米大統領選関連のものでした。下半期は大統領選が近づくにつれ、75%以上になっています。
一方で残りの25%は、チャンピオンズリーグやスーパーボウルといったスポーツ関連で顕著な取引が行われており、今後もポリマーケットを牽引していくのか注目されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.6円)
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Souce:animoca barands RESEARCH
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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