ワールドコイン(WLD)23%高騰、価格上昇の背景は?

過去1週間では30%以上の価格上昇率

ワールドコイン(Worldcoin/WLD)の価格は2024年9月25日に23%近く高騰し、300円台まで回復しました。

WLD価格は今月6日に1.28ドル(約185円)まで下落していたものの、その後は徐々に回復して23日頃からは上昇の勢いが加速、26日には一時的に2.17ドル(約313円)まで回復しました。

記事執筆時点では2.05ドル(約296円)まで下落していますが、過去1週間の価格上昇率は30%以上に上り、100日移動平均線を突破するレベルまで回復しているため、今後のさらなる価格上昇には期待が高まっています。

2024年1月26日〜2024年9月16日 WLD/USDの1日足チャート(画像:TradingView)2024年1月26日〜2024年9月16日 WLD/USDの1日足チャート(画像:TradingView)

World ID認証拠点拡大など複数の好材料

ワールドコイン(WLD)の価格上昇は、FRB(連邦準備制度理事会)の利下げによる仮想通貨市場全体の価格上昇に関連していると見られますが、ワールドコインでは技術採用の動きも順調に進んでいるため、そのような動きもWLD価格に良い影響を与えている可能性があります。

ワールドコインは、虹彩認証を行ったユーザーに人間であることを証明する「World ID」を発行し、World ID保有者に仮想通貨「WLD」で報酬を付与する仕組みを採用していますが、25日には「グアテマラ、マレーシア、ポーランドの3カ国でWorld ID認証が開始された」と報告されています。

1週間で3カ国がWorld ID認証を開始🇬🇹🇲🇾🇵🇱

また、今月13日には「World IDがソラナ(Solana/SOL)のブロックチェーン上で利用可能になったこと」も発表されているため、これらの採用拡大などによってワールドコインのさらなる成長に期待が高まっている可能性があります。

World ID保有者は毎月無料でWLD報酬を獲得できるため、World ID保有者による定期的な売却の懸念はありましたが、今年7月には「World App」でWLDを預けるだけで年利10%の報酬を獲得できる「ヴォールト機能」も追加されたため、これによってWLDの売却を減らし、長期保有を促すことができるとも期待されます。

ワールドコイン(WLD)は日本国内の暗号資産取引所には上場していませんが、World ID認証拠点は日本国内でも拡大してきているため、今後のさらなる認証拠点拡大や技術活用などにも注目です。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=144.69円)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾画像を用いて作成

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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