Curve Finace創業者ら出資する「Napier Finance」がローンチ、翌日にTVLが500万ドルに

「Napier Finance」がローンチ

大手分散型取引「カーブファイナンス(Curve Finace)」の創業者らが出資するなどで注目を集める「ネイピアラボ(Napier Labs)」開発の分散型金融(DeFi)プロジェクト「ネイピアファイナンス(Napier Finance)」が、7月6日にサービスローンチした。なお「ネイピアラボ」は日本人の小副川祐輔氏がCEOを務めている。

「ネイピアファイナンス」は「カーブファイナンスの」拡張レイヤーとして構築される利回りを取引する流動性ハブだ。「カーブファイナンス」と連携し、デリバティブ資産のような今まで扱うことが困難だった資産をユーザーが取引できるようにする拡張機能サービスであるという。

「カーブファイナンス」の流動性プールと連携することで、預け入れられた資産の利回りをトークン化し、元本と切り離したデリバティブ資産として発行することで利回りの取引を可能にしている。

同プロトコルは、イーサリアム(Ethereum)コミュニティのハッカソンイベントである「ETHOnline 2022」で初めて発表され、大手分散型金融サービスの「アーベ(Aave)」や「ヤーン(Yearn)」などから複数の賞を受賞している。

小副川氏は同社のリリースで「これまでチーム全員で時間をかけて準備してきたものを遂に発表できることを嬉しく思います。ネイピアブランドを世界一にするために、より一層目に見える結果にこだわっていきます」と語っている。

なお7月4日には、カーブエコシステム内の大手流動性ロッカープロダクトの「コンベックスファイナンス(Convex Finance)」が「veNPR」のサポートを開始したことも発表している。veNPRとは、ネイピアの独自トークン「NPR」を預け入れることで獲得できるトークンであり、ガバナンス投票や追加報酬を受け取る権利を得るために使用される。これによりNPRトークンの保有者に即時流動性が提供され、ネイピアでの利回りが最適化されるという。

また「ネイピアファイナンス」はリリース後1時間ほどでTVL(総預かり資産)が100万ドルを突破。サービスローンチの翌日7日には、TVLが500万ドル(約8億円)を突破したことが報告されている。なお下落市場の影響を受けてか、執筆時点でのTVLは400万ドルとなっている。

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参考:ネイピアラボリリース
images:iStocks/ho_I_am・Smederevac

参照元:ニュース – あたらしい経済

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