Coincheck NFTとは?使い方やメリット、取引できるNFTを解説
- Coincheck NFTとはなにか?
- Coincheck NFTで何ができるのかわからない…
- Coincheck NFTの使い方が知りたい!
さまざまな企業や著名人がNFTコレクションをリリースするようになり、NFTに興味を持つ人も増えているのではないでしょうか。NFTを購入するためにマーケットプレイスを探して取引したいと考えている人もいるかもしれません。
そこで本記事では、日本国内のマーケットプレイス「Coincheck NFT」とはどんなサービスなのか詳しく解説します。
Coincheck NFTの使い方やメリット、取引できるNFTについても解説していますので、NFTに興味のある方はぜひご覧ください。
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Coincheck NFTとは?
名称 | Coincheck NFT |
主要コンテンツ | 暗号資産交換業者が運営するマーケットプレイス |
決済手段 | Coincheckで取り扱いのある暗号資産(ビットコイン、イーサリアムなど29種類) |
手数料 | ・入庫手数料:無料(入庫時のGAS費用は自費) ・出品手数料:無料 ・販売手数料:販売価格の10%・出庫手数料: EthereumのNFTの場合は 0.01 ETH PolygonのNFTの場合は無料 |
対応ブロックチェーン | ・イーサリアム(Ethereum) ・ポリゴン(Polygon) |
公式X | https://twitter.com/coincheckjp |
公式サイト | https://nft.coincheck.com/ |
Coincheck NFTは、Coincheckで扱える暗号資産を使ってNFTの売買が行えるマーケットプレイスです。
2021年3月にβ版が提供され、日本国内では初となる暗号資産の交換業者が運営するサービスとして話題になりました。
Coincheck NFTのサービス開始当初は、2種類のブロックチェーンゲームの取り扱いでした。
今では銘柄が追加されて20種類以上のNFTを取り扱っています。
従来のNFT取引において課題とされていたGAS代の高騰や複雑な取引方法を解決するため、取引においてブロックチェーンを利用しない形式(オフチェーン)が採用されています。
Coincheck NFTの特徴
Coincheck NFTの特徴は以下の3つです。
- 24種類のNFTが取り扱っている
- Coincheckで取り扱いのある暗号資産を使って購入できる
- Coincheckの専用ウォレットで取引できる
Coincheck NFTの特徴を具体的に解説します。
有名なNFTを取り扱っている
Coincheck NFTは2024年2月時点で24種類のNFTを取り扱っており、話題性のあるNFTコレクションを扱っています。
話題性のあるNFTの例は、以下のとおりです。
- キャプテン翼
- Wizardry(ウィザードリィ)
- MAYC
- 元素騎士オンライン
有名なサッカー漫画であるキャプテン翼、40年以上の歴史を持つRPGゲーム「Wizardry」など、ファンの人なら入手したくなるNFTが展開されています。
また、元素騎士オンラインは、累計800万ダウンロード以上のMMORPG「エレメンタルナイツ」にNFTの要素を組み合わせたゲームです。多くのファンを獲得しているゲームが、NFTと連携したことも注目を集めました。
さらに、世界でトップクラスのNFTである「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」から派生したプロジェクト「MAYC(Mutant Ape Yacht Club)」といった知名度のあるプロジェクトも取り扱っています。
ほかの海外マーケットプレイスに比べてバリエーションはありませんが、NFTを楽しめるラインナップを取り扱っています。
ただし、Coincheck NFTで取引できるのは、Coincheckが仕入れたNFTのみです。
在庫のないNFTもあるため、取引するときは注意しましょう。
Coincheckで取り扱いのある暗号資産でNFTを購入できる
Coincheck NFTでは、Coincheckで取り扱いのある暗号資産を利用してNFTを購入できます。
一般的なマーケットプレイスでNFTを購入する場合、決済にイーサリアム(ETH)しか使えないサービスがあります。しかし、Coincheck NFTではブロックチェーンを使わず取引するオフチェーンを採用しているため、イーサリアムしか使えないという制限がかかりません。
そのため、Coincheckで利用できるビットコインなどの暗号資産を利用した取引が可能です。
Coincheckの専用ウォレットで安全に取引できる
Coincheckアカウント内のウォレットを利用すると、比較的安全にNFTの取引が可能です。
MetaMaskなどを利用して自分でウォレットを管理した場合、ハッキングや不正ログインのリスクに備えなければいけません。秘密鍵やパスワードなどが漏れると、資産の紛失につながります。
Coincheckの専用ウォレットを利用していれば、自分で管理するよりセキュリティは向上します。
安全にNFTを取引するなら、Coincheck専用ウォレットの利用もおすすめです。
Coincheck NFTを利用するメリット
Coincheck NFTを利用するメリットは以下の3つです。
- NFT購入時にGAS代がかからない
- 出品者が決済する暗号資産を選択できる
- 日本語でサポートが受けられる
それぞれ詳しく解説します。
NFT購入時にGAS代がかからない
Coincheck NFTを利用する大きなメリットは、NFTの購入時にGAS代がかからないことです。
GAS代とはネットワーク手数料のことで、ブロックチェーンを介した取引するときに発生します。例えば、世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」を利用してNFTを購入するときは、ブロックチェーンを利用した取引になるため、NFT購入費と別にGAS代が発生しています。
しかし、Coincheck NFTの場合はブロックチェーンを利用せず取引するため、GAS代がかかりません。
NFTの取引にかかる費用を大幅に下げられるでしょう。
出品者が決済する暗号資産を選択できる
Coincheck NFTでは、出品者が決済に利用する暗号資産を選択できます。
Coincheck NFTは取引にブロックチェーンを利用しないため、イーサリアムの取引に限定されません。
ビットコインで決済したいと考えているなら、決済方法をビットコインに選択して出品可能です。
イーサリアム以外の決済手段があることが、CoincheckNFTのメリットになります。
日本語でサポートが受けられる
Coincheck NFTは日本の企業が運営しているため、日本語で問い合わせやサポートを受けられます。
NFTは取引できるようになるまでに、ウォレットを準備したりマーケットプレイスと連携したりなどいくつかの手順をクリアしなければいけません。
NFTの知識が少ない人だと取引するところまでたどり着けない場合もあります。
Coincheck NFTの場合は、日本語で解説された情報も多く問題点を解消しやすい点がメリットになります。
NFT取引までのハードルが下がるため、初めてNFTを購入する人におすすめです。
Coincheck NFTの使い方
Coincheck NFTの主な使い方は以下の5つです。
- NFTを購入する
- NFTを出品する
- NFTを入庫する
- NFTを出庫する
- NFTの販売依頼(オファー)を出す
Coincheck NFTの使い方について、順番に解説していきます。
NFTを購入する
NFTの購入手順は以下のとおりです。
1.Coincheck NFTにログインする
2.購入したいNFTのタイトルを選択
3.NFT一覧から左上に出品中と記載あるNFTを選択
4.商品確認画面で「購入確認」を選択
5.購入確認画面で「購入」を選択する
NFTの購入操作は非常にシンプルで、購入したいタイトルからNFTを選択し、購入処理を進めればNFTを購入できます。
デフォルトの状態だと売り切れているNFTも表示されるため、出品中にチェックを入れて購入できるNFTのみを表示させましょう。
NFTを出品する
NFTをマーケットプレイスへ出品する手順は以下のとおりです。
- マイページに移動
- 出品したいNFTを選択
- 「出品」を選択する
- 暗号資産の種類と金額を入力
- 出品の編集画面で「出品」を選択する
NFTを出品するときにポイントとなるのは、暗号資産の種類と金額を入力するところです。
一般的なマーケットプレイスへ出品するときと違い、Coincheck NFTは複数の暗号資産を選択できます。
イーサリアムやビットコインなど、自分が報酬として得たい暗号資産を選択しましょう。
金額はNFTの相場と売りたい価格をすり合わせて決めると売れやすくなります。
NFTを入庫する
Coincheck NFT以外で購入したNFTがある場合は、ウォレットを連携して入庫処理するとCoincheck NFT上で取引できます。
入庫手順は以下のとおりです。
1.Coincheck NFTにログインする
2.マイページで「MetaMaskに接続」を選択してウォレットを連携する
3.マイページ内の入庫前NFTという項目を選択
4.入庫するNFTを選ぶ
入庫前NFTの欄には、Coincheck NFTで取り扱いがあるタイトルのNFTだけ表示されます。
Coincheck NFTでは取り扱いがないNFTは入庫できません。
さらに、注意点としてNFTの入庫処理はGAS代が発生します。
Coincheck NFT以外の場所からブロックチェーンを利用してCoincheck NFTに移すという動作になるため、GAS代が発生するのです。
NFTを入庫する場合は、必要最小限におさえておきましょう。
NFTを出庫する
Coincheck NFTで購入したNFTを実際にゲームなどで利用する場合、NFTの出庫処理が必要です。
Coincheck NFTからNFTを出庫する手順は以下になります。
- マイページへ移動
- 出庫したいNFTを選択
- 「出庫」をクリック
- 出庫先を選択する
出庫先が追加できていない方は「出庫先を追加/削除」から新規追加しましょう
チェーンやラベル、出庫先を入力して登録すると出庫先が表示されます。
1度出庫先を追加しておけば、2回目以降は出庫先の追加登録は必要ありません。
ただし、注意点として間違った宛先を登録した場合、NFTが紛失する恐れがあることです。
間違いなく出庫処理するために、出庫先は慎重に選びましょう。
NFTの販売依頼(オファー)を出す
Coincheck NFTでは、NFTの販売依頼(オファー)を出せます。
販売依頼(オファー)とは、2022年9月に追加された機能で、買い手が希望購入価格を提示して、売り手がOKを出すとNFTの取引が成立する仕組みです。
販売依頼(オファー)の手順は以下のとおりです。
1.オファーを出したいNFTを選択
2.商品詳細ページ内の「オファーする」をクリック
3.決済に利用する暗号資産を選んでオファー価格を入力
販売依頼(オファー)は自分以外の入庫済NFTすべてを対象とできるため、どうしても手に入れたいNFTがあるときに使えます。
Coincheck NFTに関するよくある質問
Coincheck NFTに関するよくある質問は、以下の5つです。
- 取り扱っているNFTタイトルは?
- NFTの取引に使える暗号資産には何がありますか?
- NFTはいくらから購入できますか?
- 購入したNFTはどのように使うのでしょうか?
- アプリからNFTを取引できる?
よくある質問について、順番に解説していきます。
取り扱っているNFTタイトルは?
2024年2月現在で取り扱っているNFTタイトルは以下のとおりです。
- CryptoSpells(クリプトスペルズ)
- The Sandbox(サンドボックス)
- NFTトレカ
- Sorare(ソラレ)
- Meebits(ミービッツ)
- Joyfa
- Decentraland
- Art Blocks
- Generativemasks
- Otherside
- Moonbirds
- 3D Generativemasks
- ENS(Ethereum Name Service)
- MAYC(Mutant Ape Yacht Club)
- NOT A HOTEL
- GENSOKISHI ONLINE
- SEKAINOOWARIKARA(世界の終わりから)
- キャプテン翼」
- ANREALAGE(アンリアレイジ)
- OASIS COMMUNITY PASS(OCP)
- Eternal Crypt - Wizardry BC -
- CEREZO OSAKA SUPPORTERS NFT
- LIFULL STAY MEMBERSHIP
Coincheck NFTで取り扱うNFTは、今後さらに増えていく見通しです。
NFTの取引に使える暗号資産には何がありますか?
NFTの売買に使用できる暗号資産は以下のとおりです。
利用できる暗号資産 | 利用できない暗号資産 |
BTC、ETH、LSK、XRP、XEM、LTC、BCH、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、PLT、SAND、DOT、CHZ、LINK、FNCT、DAI、MKR、MATIC、AXS、APE、IMX、WBTC、AVAX、SHIB | ETC、XYM、FLR |
Coincheckが現在取り扱っている暗号資産を利用して、NFTの取引が可能です。
NFTはいくらから購入できますか?
NFTの価格は出品者によって決まるため、正確な価格はありません。
新規プロジェクトや価格の安いNFTなら、0.0001ETHなど安く販売されているNFTも存在します。
購入したNFTはどのように使うのでしょうか?
ゲームなどで利用するNFTの場合は、外部のサービスで利用するために出庫処理する必要があります。
Coincheck NFTで購入したNFTは入庫状態のため、そのままでは外部サービスで利用できません。
NFTを必要とする外部のサービスのアドレスに出庫することで、購入したNFTを利用できます。
アプリからNFTを取引できる?
Coincheck NFTはアプリからもNFTの取引が可能です。
ただし、アプリではMetaMaskと連携できず入庫操作ができないため、自由な取引操作は行えません。
Androidアプリは、WebViewを経由して入庫以外の機能が利用できます。
一方で、iOSアプリではCoincheck NFTを利用できません。
NFTの取引をするなら、パソコン上での操作を推奨しています。
Coincheck NFTのまとめ
- Coincheck NFTは日本国内初の利用者同士でNFTと暗号資産を取引できるマーケットプレイス
- オフチェーンを採用しておりGAS代がかからない
- Coincheck NFTの使い方は購入・出品・入庫・出庫・オファーの5種類
Coincheck NFTは、大手暗号資産取引所のCoincheckが運営するNFTマーケットプレイスです。
日本語に対応しているため、NFT初心者の方でも簡単に取引できます。
Coincheckのアカウントとウォレットがあればすぐに始められるため、NFTに興味がある方はCoincheck NFTから初めてみましょう。
参照元:NFT Media