【NFT×鉄道】鉄道好きに捧げるNFT活用事例4選
国内でも注目が高まりつつあるNFTですが、最近では、鉄道業界でもNFTを活用したプロジェクトが増えてきています。
本記事では、鉄道が好きな方に向けて、鉄道とNFTを組み合わせた事例を4つ紹介していきます。
鉄道好きに捧げるNFT活用事例4選
事例①名鉄(名古屋鉄道)|「電撮カードNFT」
HP:https://nft.line.me/store/brand/75
運営会社:株式会社CDG
リリース時期:2022年12月
販売場所:NFTマーケットプレイス「LINE NFT」
名鉄(名古屋鉄道)電撮カードNFTは、株式会社CDGが販売した名古屋鉄道株式会社のNFTです。
電撮カードは、名古屋鉄道が1DAYフリー切符の販促品として、2010年から2016年に配布されました。過去に引退した車両、普段なら撮影できないアングルのレアな写真をカードにしたことで、全国の鉄道ファンから注目を集めました。
電撮カードNFTの第一弾となるVol.1、Vol2は2022年12月に販売され、2023年4月時点ではVol.7まで販売されています。
各Vol.にはメインカードとおまけカードが用意されており、おまけカードを4枚集めると1枚のデザインになります。これは電撮カードの表面を4枚集めて、裏面のデザインが完成する当時の仕組みを再現したものです。
また、決められた期間に各Vol.のおまけカード全4種をコンプリートすれば、スペシャルNFTをプレゼントがもらえるキャンペーンが行われています。
上記の画像の通り、販売されているNFTは封入パックを意識したデザインになっています。
販売はNFTマーケットプレイス「LINE NFT」で行われ、LINE Payによる日本円決済もしくはLINKトークンでの購入が可能です。
事例②JR西日本|鉄道開業150年記念で懐かしい鉄道NFTを発売
HP:https://www.jr-odekake.net/railroad/natsutetsunyujouken/nft/
運営会社:株式会社JR西日本コミュニケーションズ/株式会社JR西日本イノベーションズ/株式会社ジェイコンテンツ
リリース時期:2022年10月
販売場所:NFTマーケットプレイス「LINE NFT」
「JR西日本 懐鉄NFTコレクション」は、JR西日本グループが鉄道開業150周年を記念して、「鉄道の日」10月14日より販売を開始した鉄道NFTです。
JR西日本沿線の24駅で発売されている「西日本懐鉄(ナツテツ)入場券」に登場する32種類の列車が、それぞれ以下3タイプのNFT(下記の画像参照)となって販売されました。
- トレーディングカード
- 3Dフィギア
- トレインマーク
3DフィギアタイプのNFTからは、当時をしのぶ懐かしい車内チャイムの音声を聞けます。
96種類のNFT(32種類の列車×3タイプ)がそれぞれ限定100個で、10/14~11/14の1ヶ月間にわたり販売されました。発売初日に登場した寝台特急「トワイライトエクスプレス」の3DフィギュアタイプのNFTは、発売開始から2分ほどで完売、8分後には3タイプすべてが完売するほどの人気となりました。
また、懐鉄NFTコレクションを記念して、限定500個で先行発売した『500系新幹線NFT』も5日間で完売しています。
事例③京王電鉄|全コンプリートで京王資料館招待特典も付いた鉄道トレカNFT
HP:https://market.uniqys.net/project/keio_nft/
運営会社:株式会社モバイルファクトリー/京王電鉄株式会社/ReGACY Innovation Group株式会社
リリース時期:2023年2月
販売場所:NFTマーケットプレイス「ユニマ(Uniqys マーケットプレイス)」
京王電鉄の鉄道NFTは、京王電鉄株式会社とReGACY Innovation Group株式会社が共同実施する「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」にて、販売が決定されたものです。
鉄道NFTには、京王ライナー乗車記念トレーディングカードをGIF動画化したNFTの8種類と、7000系車両の方向幕・種別幕動画NFTの4種類を合わせた全12種類があります。
全12種類のNFTはそれぞれ限定100個販売されています。8種類のトレーディングカードNFTをすべて購入すれば、特典として普段は一般公開されていない「京王資料館」への招待資格が与えられました。
また、京王電鉄と「駅メモ!」のコラボキャンペーンを記念した「駅メモ!メモリアルコレカ」のコラボNFTも同時に販売されました。鉄道NFTは、イーサリアムチェーンとポリゴンチェーンに対応する、NFTマーケットプレイス「ユニマ」にて販売されています。
事例④東京メトロ|引退する有楽町・副都心線7000系の3DデータをNFT化
HP:https://www.tokyometro.jp/news/2023/214376.html
運営会社:東京地下鉄株式会社(以下「東京メトロ」)/株式会社ホロラボ(以下「ホロラボ」)
リリース時期:2023年1月
販売場所:NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」
東京メトロはホロラボと共同で、実際の鉄道列車を3Dモデル化したデータをNFTとして販売しました。
約48年間の歴史を持つ有楽町線・副都心線7000系車両の引退を記念して、ホロラボが持つ技術を駆使して制作された3Dモデリングデータをもとに、NFTが作成されています。
NFTには、「有楽町線7000系3Dモデリングデータ 営団地下鉄バージョン(左の画像)」と「有楽町線・副都心線7000系3Dモデリングデータ 東京メトロバージョン(右の画像)」の2種類があります。
営団地下鉄バージョンはオークション形式で限定1個、東京メトロバージョンは1,000個販売されました。
NFTを購入した方には、運転室内などの列車の内部を忠実に再現し、VR技術を用いて実際に列車に乗っているような体験をできる、保有者限定コンテンツが配布されました。
なお、営団地下鉄バージョンは、NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」にて340万円(2023年4月時点)で出品されています。
参照元:NFT Media