【墨汁速報】テラ(LUNA)の創業者Do Kwonが96億円相当のビットコインを取引所へ送金 逃走資金確保か?

1日にしてほぼ価値が0になったテラが発行する仮想通貨のLUNA暴落事件により韓国で逮捕状が発行されていた創業者のDo Kwonが約96億円相当のビットコイン、3313BTCを仮想通貨取引所のクーコイン(Kucoin)とOKXに送金していたことがわかった。

送金分のうち1354BTCが韓国当局の要請によって凍結されており、逃亡資金としてのビットコイン売却を画策していたと見られている。

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96億円相当のビットコインを仮想通貨取引所に送金

韓国メディアの報道によるとLUNAを発行するテラ(Terra)の創業者であるDo Kwonはルナファンデーションガード(LFG)が有する3313BTCを仮想通貨取引所のクーコインとOKXに15~18日にかけて送金していたことが判明。

Do Kownに対してはLUNAの大暴落に伴い韓国当局が資本市場法違反として逮捕状を14日に発行、さらに26日にはインターポールが国債逮捕手配書のレッドノーティスを韓国当局の要請で発行していた。

LFGはLUNA価格が暴落した際に保有していた80,000BTCを対LUNAに対して売却しており、公開されているウォレットには残り313BTCしか残っていなかった。

 

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送金された1354BTCを凍結

韓国で逮捕状が発行された翌日、突如としてバイナンスウォレットでLFGのアカウントが作成され、1959BTCがOKXに、1354BTCがクーコインに15日から18日にかけて入金されたという。

クーコインは韓国当局の要請によりこの1354BTCを凍結したのに対し、OKXは要請を無視して1959BTCを凍結していない。Do Kwonは約57億円相当のビットコインを他の取引所に送金したか、売却したと見られている。

OKXはこの要請を無視した理由として1959BTCを既に複数の仮想通貨取引所にDo Kwonが送金したからであるとしており、今回の送金はロンダリングを目的としたものであるということがわかる。

Do Kwonは逃亡を否定していた

一方でDo KwonはTwitter上で逃亡を否定しており、政府との協力をし逃げ隠れしないとツイートしている。韓国の元検察当局者によると通常の操作では逮捕状発行後に容疑者の口座から巨額の資金が送金された場合、マネーロンダリングや逃亡資金としての活用を疑うのは当然であるとしており、検察官は逃亡資金として使われるか確認すべきだと述べている。

 

このLUNAの暴落は破産した最大手仮想通貨ヘッジファンドのスリーアローズキャピタルやセルシウスなどの最初のきっかけだったといえる。さらに資金貸付を行っていた仮想通貨レンディング企業の連鎖倒産などの大きな影響を与えており韓国当局は自体をより重く考えているとみられる。

 

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