コスモス(ATOM)初のリキッドステーキング「Stride」がメインネットローンチ

CosmosでリキッドステーキングのStrideがローンチ

リキッドステーキングプロトコル「ストライド(Stride)」が、コスモス(Cosmos)ネットワーク上にメインネットローンチしたことを9月6日発表した。コスモス上で稼働するリキッドステーキングとしては「ストライド」が初の事例となる。

リキッドステーキングとはトークンをステーキングする(預け入れる)ことで、取引や運用が可能な「預かり証のようなトークン」を受け取ることができるサービスだ。これによりステーキングの報酬を受け取りつつ、受け取ったトークンで資産の運用を続けることができる仕組みになっている。

現在のところ「ストライド」では、ユーザーがコスモスのネイティブトークンATOMを預け入れることで、stATOMを受け取ることができるようになっている。

なお「ストライド」では当初ローンチ時にATOM、OSMO、JUNOの3つのトークンを同時にサポートする予定だった。今回ATOM対応のみでメインネットローンチとなったが、今後2週間から5週間のうちにアップデートを実施し、OSMOとJUNOのサポートを開始すると発表されている。

また「ストライド」利用にあたり、同プロトコルのネイティブトークンSTRDが必要になるが、現在のところ取引手数料は無料となっている為、ユーザーはSTRDを保有せずとも「ストライド」の利用が可能となっている。

今回の「ストライド」メインネットローンチにあたり、コスモス上に構築されている分散型取引所(DEX)「Osmosis(オズモシス)」にて、STRD / SMOとstATOM/ATOMのペアによるプールを稼働するとしている。

「ストライド」は先月8月4日、シードラウンドで約9億円(670万ドル)の資金調達完了を発表していた。このラウンドはノースアイランドVC(North Island VC)、ディストリビューテッドグローバル(Distributed Global)、パンテラキャピタル(Pantera Capital)が主導していた。

関連ニュース

ポルカドット(DOT)とコスモス(ATOM)間でトークンスワップ可能に、ムーンビームとオズモシス連携

分散型取引所dYdX、コスモス(ATOM)エコシステムで稼働へ

DatachainとNTTデータ、イーサリアムとHyperledger Fabric間のDVP決済検証に成功。コスモスのIBC利用で

Datachain、Cosmos推進するインターチェーン財団の助成金に採択

【10分解説】コスモスとポルカドット、何が違う?(CauchyE代表 木村優氏) 

デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です