アフガニスタン警察当局、1週間で「16の暗号資産取引所」を閉鎖=報道
アフガニスタンの警察当局が、アフガニスタン西部のヘラート州で過去1週間の間に少なくとも16の暗号資産取引所を閉鎖し、従業員を逮捕したことが地元メディア「Ariana News」の報道で明らかになりました。
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ヘラート州で少なくとも16の暗号資産取引所を閉鎖
アフガニスタンの警察当局が、アフガニスタン西部のヘラート州で過去1週間の間に少なくとも16の暗号資産取引所を閉鎖し、従業員を逮捕したことが地元メディア「Ariana News」の報道で明らかになりました。
「Ariana News」の報道によると、今回の閉鎖は約3ヶ月前から実施されていた「仮想通貨取引の禁止措置」に対応して実施されたものであるとのことで、ヘラート警察の犯罪対策課長であるSayed Shah Sa’adat氏は次のように語ったと報じられています。
アフガニスタン中央銀行は書簡の中で『デジタル通貨取引は多くの問題を引き起こし、人々を騙しているため、彼らは閉鎖されるべきである』と述べています。我々は行動を起こし、このビジネスに関わるすべての両替商を逮捕し、彼らの店を閉鎖しました。
閉鎖された暗号資産取引所の名称は明らかにされていないものの、ヘラート両替商組合も『デジタル資産取引で人々が詐欺被害に遭っている』と指摘しているとのことで、ヘラート両替商組合の代表であるGhulam Mohammad Suhrabi氏は『デジタル通貨のアカウントは国外にあり企業から購入したものだ。国民はそれに慣れていないので使わない方がいい。仮想通貨は市場に出たばかりで価格変動が大きい』と語ったとも報じられています。
アフガニスタンでは2021年のタリバン支配で国の経済が不安定化した後に仮想通貨の利用が急増したことが報告されていましたが、現地の専門家や市民は「アフガニスタンで暗号資産関連の詐欺被害に遭ったり、損失を被る人がいること」を指摘しているとのことで、そのような人々は『アフガニスタン政府は暗号資産関連の活動を監視して被害を防止すべきだ』と述べていると伝えられています。
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