DMM、日本発ゲーム特化ブロックチェーン「Oasys」へ出資

DMMが「Oasys」へ出資

DMM.comが、日本発のゲーム特化ブロックチェーンプロジェクト「オアシス(Oasys)」へ出資したことが7月12日分かった。なお出資額については明かされていない。

DMMは「オアシス」への出資に伴い、今後取り組むweb3プロジェクトの基盤チェーンとしての活用を見据え、協議を継続していくとのこと。

またDMMはオアシスへの出資について「取引速度、ユーザー負担の手数料、セキュリティなど、GameFiの開発/運営に係る課題の解消」、「日本のIPやweb3プロジェクトのグローバル展開に貢献する」、「web3領域における日本のゲーム・IP特有の事情や課題に精通したプロジェクトチームの存在」といった思想や知見に共感し、出資を行ったと説明している。

DMMは今月6日、web3事業への参入を発表した。またグループ内にweb3事業を推進する新会社を8月頃設立するとのこと。そしてweb3事業において、「独自トークンを軸としたトークン経済圏の構築」を目指すとのことだ。

オアシスについて

オアシスは「Blockchain for The Games」をコンセプトに独自のゲーム特化ブロックチェーンを開発する、今年2月8日に発足されたプロジェクトだ。

プロジェクトメンバーは、初期バリデーターとしての参加を発表したバンダイナムコ研究所の代表取締役社長である中谷始氏を含め、doublejump.tokyo 代表取締役CEOの上野広伸氏、gumi 創業者/Thirdverse代表取締役CEOの國光宏尚氏、セガ取締役副社長の内海州史氏やYield Guild Games 共同創業者のギャビー・ディゾン(Gabby Dizon)氏らが名を連ねる。

オアシスの開発しているブロックチェーンは、イーサリアムバーチャルマシーン(EVM)互換。具体的にはレイヤー1(Hub-Layer)とレイヤー2(Verse-Layer)技術を組み合わせた独自の「Oasysアーキテクチャ」を採用している。

ちなみに「Oasysアーキテクチャ」はPoS(Proof of Stake)をコンセンサスアルゴリズムに採用し、エコシステムの拡大と環境問題の双方に配慮された設計とのことだ。 そしてこの設計によって、ゲーマーは高速かつ手数料(ガス代)無料でのサービス体験が実現でき、ゲーム開発者はブロックチェーンを活用したゲーム内決済やNFTアイテムに関わるマルチチェーン対応、及び他ゲームとの連携が容易になるという。

またゲーム事業者や暗号資産取引所、エコシステム系企業などとのパートナーシップ強化や、組織体制の増強をする為、約25億円の資金調達を行なったことが今月6日に分かっている。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/Svetlana-Borovkova

参照元:ニュース – あたらしい経済

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