ユニバーサルミュージックとビルボード、NFTプロジェクト立ち上げへ
ユニバーサルミュージックとビルボードがNFTプロジェクト立ち上げへ
米ユニバーサル・ミュージック・グループ(UNIVERSAL MUSIC GROUP:UMG)と米ビルボードが提携し、NFTプロジェクト「ChartStars(チャートスターズ)」を立ち上げたことが3月2日分かった。
なおNFTスタートアップのアンブロックド(Unblocked)が「チャートスターズ」のNFT技術パートナーとなっているとのこと。アンブロックドはラッパーのJay-Zやダッパーラボ(Dapper Labs)などが支援する企業でもある。
UMGはワーナー・ミュージック・グループ、ソニー・ミュージックエンタテインメントと共に、世界3大レーベルのひとつに数えられる音楽関連企業。またビルボードは各ジャンルの音楽チャートを発表している音楽業界誌だ。
発表によると「チャートスターズ」は、ビルボードチャートにおけるUMGアーティストの功績とマイルストーンを独占的なNFTにした、デジタル・コレクティブル・プロジェクトとのこと。UMGに公式ライセンスを受けたミュージックビデオのワンシーンやアルバム写真などを、最初のNFTとして5月にリリースする予定とのこと。またビルボードライブイベントへの特別アクセスを可能にする計画もあるとのことだ。
なお「チャートスターズ」にはダッパーラボ(Dapper Labs)の独自ブロックチェーン「FLOW」が基盤にサービス構築されている。決済にはクレジットカード利用が可能とのこと。
UMGは2月、NFTプラットフォーム「キュリオ(Curio)」と提携し、自社のレーベルや所属アーティストの公式NFTプロジェクト立ち上げを発表している。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
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参考:Billboard
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Davizro
参照元:ニュース – あたらしい経済