Liquid:暗号資産の出金手数料方式を「変動型出庫手数料」に変更
暗号資産取引所「Liquid(リキッド)」は2022年2月21日に、一部暗号資産の出庫手数料方式を従来の「固定型出庫手数料」から、ネットワーク状況に応じて手数料が変動する『変動型出庫手数料』に変更したことを発表しました。これにより、ネットワークが混雑していない場合は従来の手数料システムよりも安い出庫手数料で暗号資産を出金することができるようになります。
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ネットワーク状況に応じて手数料が変動
Liquid(リキッド)は2022年2月21日に、一部暗号資産の出庫手数料方式を従来の「固定型出庫手数料」から、ネットワーク状況に応じて手数料が変動する『変動型出庫手数料』に変更したことを発表しました。
暗号資産の送金ではネットワークの混雑状況に応じて送金手数料が変動するため、ネットワークが混雑している場合には送金手数料が高額になる場合がありますが、変動型出庫手数料の仕組みが導入されたことによって、ネットワークが混雑していない場合は従来の手数料システムに比べて安価な手数料で暗号資産を出庫することが可能になったと報告されています。
新たに適用された「変動型出庫手数料」の仕組みでは『Liquid手数料(約2.5ドル相当の固定手数料)』と『ネットワーク手数料(ネットワークの状況に応じて変動)』の合計で出庫手数料が決定されるとのことで、出庫画面では『Liquid手数料』と『ネットワーク手数料』を事前に確認することができると説明されています。
『Liquid手数料』と『ネットワーク手数料』は出金前に確認することができるため、「手数料が高騰している時には出金を控えて、手数料が安い時に出金する」といった選択を取ることもできるとされています。
なお、ネットワーク手数料はユーザーが出庫依頼を行った時点で確定されるとのことで『仮に出庫予定の暗号資産がブロックチェーン上にブロードキャストされた際にネットワーク手数料の変更があった場合でも、確定されたネットワーク手数料は変更されない』と説明されています。
また、暗号資産の出金速度に関しては「セキュリティに妥協せずに全ての暗号資産の出庫の90%を2分以内に処理する」という従来のサービスレベルが維持されているため、『変動型出庫手数料の適用後も出庫速度に変更はない』とされています。
さらに、将来的には暗号資産出庫の優先順位を「低・中・高」の3段階に分けて、ユーザーがコストとスピードのトレードオフを選択できるようにすることも予定されているとのことで、『今後も革新的なデリバティブ、ステーキング、レンディングオプションなどの新商品を提供し、ブロックチェーン技術で金融を民主化するという我々のミッションに貢献できるように努力していく』と説明されています。
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