BTC支持派のジャック・ドーシー氏「Twitter CEOの退任」を発表
ビットコイン(Bitcoin/BTC)を強く支持していることでも知られるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏は2021年11月30日に「Twitter(ツイッター)」のCEO(最高経営責任者)を退任したことを明らかにしました。
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ジャック・ドーシー氏「TwitterのCEO」を辞任
Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏は2021年11月30日のツイートで、自身がTwitterのスタッフ宛てに送信したメールの画像を添付して『自身がTwitterのCEO(最高経営責任者)を退任したこと』を明らかにしました。
ビットコイン(BTC)を強く支持していることでも知られる同氏はTwitter創業後に一度退社した後、2015年から約6年間に渡って共同創設者兼CEOを務めており、「Twitterのサービスにビットコインを活用すること」などにも積極的に取り組んでいましたが、今回のツイートではジャック・ドーシー氏が正式にTwitterのCEOを辞任したことが報告されています。
ジャック・ドーシー氏はCEOを退任した理由について『会社が”創業者主導”であることの重要性についてよく叫ばれているが、結局のところそれは非常に限定的であり、失敗の原因になると考えている。私はこの会社が創業者や創設者から脱却できるように努力してきた』と語っており、「Twitter社はこれから創業者の意思に影響されることなく運営されていくべきだ」との考えを語っています。
not sure anyone has heard but,
I resigned from Twitter pic.twitter.com/G5tUkSSxkl
— jack (@jack) November 29, 2021
新CEOには「Parag Agrawal氏」が就任
Twitter社の新しいCEOには同社で2017年から最高技術責任者(CTO)を務めていたParag Agrawal(パラグ・アグラワル)氏が就任するとのことで、『ジャック・ドーシー氏は2022年の株主総会で任期が満了するまで同社の取締役にとどまる』とも報告されています。
また、ドーシー氏の退任にあわせて『取締役会会長であるPatrick Pichette(パトリック・ピシェット)氏の後任として、Bret Taylor(ブレット・テイラー)氏が指名されたこと』も報告されており、ピシェット氏は取締役会に残り、引き続き監査委員会の委員長を務める予定であるとも報告されています。
ドーシー氏やTwitterの公式発表によると、取締役会は全会一致で「パラグ氏のCEO就任」を決定したとのことで、ドーシー氏はメールの中で『パラグ氏やテイラー氏が新CEO・取締役会会長に就任したこと、Twitterが優秀なスタッフに支えられていることによって、安心してCEOを退任できる』と語っています。
会社が”創業者主導”であることの重要性についてよく叫ばれていますが、結局のところそれは非常に限定的であり、失敗の原因になると考えています。私はこの会社が創業者や創設者から脱却できるように努力してきました。今がその時だと思う理由は3つあります。
1つ目は「パラグがCEOになる」ということです。取締役会はあらゆる選択肢を検討した上で、全会一致でパラグを新CEOに任命しました。彼はTwitterとそのニーズを深く理解しているので私は以前から彼を選んでいました。パラグは会社を立て直すための重要な決断の全てを支えてきました。彼は好奇心旺盛で、探究心が強く、合理的で、創造的で、求めるものが高く、自意識が高く、謙虚です。彼はスキル・ハート・ソウルを持っており、私は日々彼から学んでいます。TwitterのCEOとしてのパラグへの信頼は骨の髄まで浸透しています。次は彼がリードする番です。
2つ目の理由は「ブレット・テイラーが取締役会の会長になることを承諾してくれたこと」です。私はCEOに就任した時に、ブレットに取締役会への参加を依頼しましたが、彼はあらゆる面で素晴らしい働きをしてくれました。彼は起業家精神、リスクを取ること、大規模な企業、テクノロジー、製品を理解しており、エンジニアでもあります。今、取締役会や会社に必要なものすべてを理解しています。ブレットがリーダーシップを発揮してくれることによって、今後の取締役会の強さに大きな自信を持つことができます。
3つ目の理由は「あなたたち全員」です。私たちのチームには多くの野心と可能性があります。
ジャック・ドーシー氏の今後取り組みなどについては明らかにされていませんが、ここ最近では分散型SNSプロジェクトである「Bluesky(ブルースカイ)」や、ビットコインの分散型取引所(DEX)である「tbDEX」などといった、仮想通貨・ブロックチェーン関連のプロジェクトも多数発表されていたため、今後のドーシー氏の活動などには注目が集まっています。
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