イーサリアム(ETH)年末までに90万円に?ゴールドマン・サックスが予想

イーサリアム(ETH)年末までに90万円に?ゴールドマン・サックスが予想

ゴールドマン・サックスは最近の調査リポートで、イーサリアム(ETH)の価格が年末までの約2カ月間に8,000ドル(約91万円)にまで上昇するだろうと予測しています。またイーサリアムはビットコイン(BTC)と同様にインフレーションに対するヘッジとなるだろうと強調しました。

BTCとともにETHは高まるインフレに対するヘッジ

年末が近づくにつれて、いくつかの有力なデジタル資産の価格がどうなるかについて著明な企業の予測が出始めています。最近の例が10月31日ゴールドマン・サックスのベルンハルト・リメルカ(Bernhard Rzymelka)氏の分析調査報告書です。

同氏のリポートによると、イーサリアムは同社にとってインフレに対抗する確かなヘッジとして貢献しており、その価格は年末までに8000ドルに達すると見込んでいます。仮想通貨は2019年以来、ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)で取引される傾向にあり、それによって市場におけるデジタル資産価格が高めに押し上げられています。

同社の分析リポートは、仮想通貨コミュニティの中で長年信じられてきたことと一致し、インフレーションが高まるとデジタル通貨の価格は上昇します。多くのアナリストは、インフレに対するヘッジとなる好ましい資産としてビットコインを取り上げてきました。しかしリメルカ氏は、イーサリアムを新たなインフレヘッジとして見ています。

インフレが仮想通貨の価格上昇を後押し

最近インフレ予想が急激に高まっています。リメルカ氏はその影響を受けて、イーサリアムの価格も急上昇する可能性を指摘します。イーサリアムの価格は11月2日、4500ドルの新高値を記録しました。ゴールドマンのチャート分析によると、仮想通貨は全体として衰退するか、それとも「加速的な価格上昇のスタート点」に立っているかいずれかの状況にあるとしています。

しかしゴールドマンは世界の主要な中央銀行は、インフレ率が急上昇し続けることはしないだろうと注意喚起もします。またJPモルガンも最近、インフレーションが仮想通貨市場を前進させて、投資家は急激な価格上昇に対するヘッジとして金(ゴールド)よりむしろビットコインを保有することになるだろうと見ています。

多くの機関投資家は、このような主張には本来極めて懐疑的であり、「ビットコインやイーサリアムのような仮想通貨は、金融ポートフォリオに含めるには、余りにもボラティリティーが高いと見ています。

参考
Goldman Sachs predicts $8,000 per Ethereum (ETH) by the end of 2021
Goldman Sachs sees ethereum rallying 80% to $8,000 within two months if it keeps tracking inflation

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参照元:CoinChoice

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