サザビーズのダイヤモンドオークション、ビットコインやイーサ決済受入
サザビーズのダイヤモンドオークション、ビットコインやイーサ決済受入
米オークションハウス大手のサザビーズ(Sotheby’s)が、7月9日から香港で開催されるダイヤモンドのオークションにて暗号資産(仮想通貨)決済を受け入れることを6月22日発表した。
Crypto per carat! We’ve just announced that cryptocurrency will be accepted as payment for an exceptional 101.38-carat pear-shaped D Flawless diamond – a significant moment in the evolution of the market. https://t.co/ulHfAJN9uW @sothebysjewels #SothebysJewels #Cryptocurrency pic.twitter.com/QEwFqmbsGn
— Sotheby's (@Sothebys) June 21, 2021
今回競売にかけられるのは「TheKey10138」と名付けられた101.38カラットの洋梨型のダイヤモンドで、透明度が最高ランクの「フローレス」であるとのこと。このサイズの洋梨型のダイヤモンドは市場で非常に珍しく、現在までにオークションに出品されたのは2つだけとのことだ。
このオークションの決済手段は法定通貨以外に、暗号資産のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)決済が追加される。暗号資産を使用する場合、米コインベース(Coinbase)が手がけるCoinbase Commerceを通じて取引が処理される。
なおサザビーズによると、このダイヤモンドの落札価格は1000~1500万ドル(約11~16億円)と予想されている。
サザビーズのアジア会長であるパティ・ウォン(Patty Wong)氏は「まさに象徴的な瞬間だ。(ダイヤモンドという)最も古代的かつ象徴的な価値の基準が、人類の最新で普遍的な通貨を使って初めて購入できるようになった」と語っていた。
またサザビーズのジュエリー部門のアジア副会長であるウェン・ハオユウ(Wenhao Yu)氏は「ダイヤモンドを『TheKey10138』と名付けるのは、人間による地球の探査におけるダイヤモンドの啓発的な役割を強調することであり、そして暗号資産におけるデジタルキーの重要な役割を暗示することです」と述べていた。
参考:サザビーズ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Vdant
参照元:ニュース – あたらしい経済